対甲府 0-2

 晴れ、気温は2度。日差しがあるため近距離ならコートはいらない。

 昨日の試合、このためにDAZNを契約したが、生では見られず後で見た。結果は出先で確認したので結果が判ってみるのはつらいものがある。何故なら結果は翻らないからである。

 試合を見ているとやはり最後のフィニッシュの精度ということである。この精度は、J2にいたころからの課題で、1-0の試合が多かったのも精度が低かったからで、更に言うとシュートチャンスも多くは無かった。それがJ1に上がったからといって劇的に変化することは無く、スーパーな選手が加入していないのでその点は無理ということだろう。

 Jリーグ自体、有能なFWは数少なく、活躍すると海外へという流れなので、得点を取れるFWは引く手あまたとなるので弱小チームであるコンサドーレにとって贅沢であるということである。その中で都倉がいるのはまだ救いである。

 それにしてもけが人がここのところ増えすぎである。昨日も深井が試合中に膝を痛め数か月という故障をしてしまった。彼としては3度目で根本的な工夫が無ければ今後サッカー選手を続けるのは無理だろう。やはり膝を何度も怪我をするのは、走り方やそもそもの下半身の構造などに不具合があると考えて良いだろう。この辺りは、彼の回復力次第だろうが、本当に残念である。

 また、他のも選手も開幕して直ぐだというのに怪我が多く、春のキャンプと北海道で寒い時期に練習を繰り返すことが余程うまくいかなければダメだということである。フジィカルコーチも結果が全てであるからこの結果は重く受け止めてもらう必要がある。

 選手個々の身体的能力というのは千差万別であり、経験と知識だけで体力強化と怪我予防を行うのは余程の能力が求められる。その辺りの難しさは、やってみなければ判らない。そういう意味でこういった専門家というのは、結果が見えているだけに厳しい職業である。

 試合は、コンサドーレが支配していた。あのシュートは相手の兵藤をほめるべき。ただ札幌の選手がゴール前に張り付いてセカンドを拾える位置にいなかった点が少し失敗。2本目はマークが外れてしまい万事休す。相手が外すのを期待するしかなかった。

 相手の甲府コンサドーレ相手に自陣の守備を固めてきた。その点は、降格しない試合をするという強固な意志を感じる。その点は本当に素晴らしい。だからと言って今後の伸びしろは考えられない点はコンサドーレと同じかもしれない。

 それでも毎年チームを入れ替えながらもJ1に生き残る点は間違いなくコンサドーレより上である。他のチームのサポーターなら毎年昇格争いをしている場合、上位進出を声高に言い始めて不協和音が生まれやすいが、その部分は、堅実に現実直視しているのだろう。もう一度再戦すれば勝てそうなチームではある。その差は小さいと思う。

 次はホームでFC東京戦。怪我の選手が大勢戻ってこれなければ厳しい戦いとなる。後、小野の生きる場面というのは周りが体力があるときである。全員の体力が無くなる後半に投入した場合、彼が走り回ってしまうことが多く周りが走ってくれないとイマイチ生きない。更に相手がゴール前にドン引きだと余計拍車がかかる。

 でも先発すると守備に追われて更に効果的なプレーができない。彼が活躍できるチームはそれなりの強豪チームが必要である。だから監督も使いこなせるかまだ手探りである。彼が怪我無く動けるのならどれ程良かったか、20代の彼が今のチームには欲しい。

 今季リーグ戦初先発の菅と荒野は、シーズンを等して経験させなければ伸びない。その経験を積ませながら上達させる環境が今のコンサドーレには無い。J1残留を目指しながら選手を育てるのは監督が試されているということである。