晴れ、気温9度。連休中のぐずついた天気が嘘のような晴れ間がやってきた。天気を恨むしかないが、ゴールデンウイーク中に早咲きの満開の桜の木の下でゆっくり過ごそうと考えていた人は残念な結果になったのではないだろうか。
引用 スポーツ報知(http://www.hochi.co.jp/entertainment/20180507-OHT1T50071.html)
ジャニーズ事務所は6日、報道各社にファクスを送付し、未成年への強制わいせつ容疑で書類送検され、起訴猶予処分となったTOKIO・山口達也(46)がメンバーに託した辞表を受理し、契約を解除すると発表した。山口はグループを脱退し、事務所も退社する。この日、ジャニー喜多川社長(86)とTOKIOのリーダー・城島茂(47)が協議。改めて山口の強い辞意を確認し、受け入れた。TOKIOは今後、4人で活動していくことになる。
TOKIOの話題はともかく、この報道の連続で有識者という人種のいい加減さとテレビ新聞の忖度度合いが浮き彫りになったのではないだろうか。
日頃、正義を振りかざすマスコミもその本当の姿は、やはり自社の利益を優先に考えているということである。例えば、安倍政権や財務省の官僚を叩くのは正義であるが、ジャニーズ事務所所属の人間を叩くのは、正義を曲げてでもしないということである。
そして、恐ろしいことにジャニーズ事務所の庇護から外れた人間は、叩いても問題ないということが明らかになったわけで、何らかの権力には従うがそれを外れてしまえば無問題である。
時の総理大臣も権力者ではないというのが正しいことなのだが、何やら言葉尻をとらえられて非難を浴びるのも何となく寂しい。それならば正々堂々と政策を非難すれば良いものをとも思う。
今回の件、ジャニーズ事務所系列のタレントがテレビで司会などに進出していることが影響していると思う。流石にいつも正義を振り回している司会者が、自分の身内を守る発言はしにくいものがある。
そこで、彼が切り捨てられてしまったというのは良くわかる出来事である。それも致し方ない事情だと思う。思うにワイドショーなどの司会にジャニーズ事務所のタレントが進出しだしたのも、ある程度の古株になりそれなりのテレビ出演を確保しなければならないという事情があった。昔なら歌番組の司会をしていたのだろうが、今は歌番組が殆どない。それ以外でできることは何かというと、吉本興業出身者でもやっているワイドショーなどの司会ということになる。それを今では、取り合うような様相を呈している。
昔なら考えられないことも、テレビ局の売上が落ちると同時にそれが当たり前ということになってしまった。テレビ局もそういったタレントが支持される年齢層が元の追っ掛け層というのを分析した所以なのだろう。
今回の件、身内に厳しい態度をとることでうまい具合に処理したと思っているだろう。しかし、今後ジャニーズ事務所の所属タレントが不祥事を起こしたなら今回と同様厳しい態度を取らざる負えないというルールを自らが作ったということになる。