曇り、気温は17度。
土曜日、コンサドーレが主なのだけれどイニエスタ選手も見たいという人を誘ってドームに行った。前売り段階で3万枚を超えていたため相当な数の人が来るのではないかといわれていて戦々恐々としていったが、12時を過ぎていたためか入場はスムーズにいき、席を確保することができた。
入場者数は、3万2千人以上の人が入ったようだが、そうなると2階席も埋まり本当に満員という感じがする。イニエスタ選手効果によって推定1万以上が増えるのだからすごいもんである。
実を言うと超満員はゆるくない。空気が薄くなった感じがするし、隣の人と肩が触れ合うくらいになっていると少々疲れるからである。2万人程度が丁度よいと思っている。
試合は、既にみんなが知っているので詳しくは書かないが、主導権はコンサドーレが握っていた。相手の神戸はポドルスキ選手とイニエスタ選手をリスペクトし過ぎで前への圧力が弱く蓋をしている状態で、だから両選手が引っ込みウェリントン選手が入った後の攻撃のほうが迫力はあった。超強力外国人選手を監督が使いこなせていない雰囲気がゲーム開始から分かるというのも不思議なもんである。
だからといって両選手を上から押さえつけるような大物監督を連れてきたとしても上手くいくかどうかは分からない。かえって軋轢が生じ空中分解する可能性もあるしで、相当難しいチーム運営が要求される。
後、この試合が何となく審判中心の話題になり、コンサドーレの都倉、菅、チャナティップ選手が少し影が薄くなるような感じとなっている。ちょっとそれについて書くと、
一つ目のポドルスキ選手の深井選手への足裏を見せたタックルはレッドでも良いが審判によってはイエローで済まされる場合がある。審判も人の子、前半も猛烈な抗議を審判に行っていたので心象は悪かった可能性が高い。
さらに、この後も審判を全員で囲み抗議を繰り返していたチームに対する不信が次のシーンの伏線になったのではないかと感じる。
その2つ目のプレーは、壁ができたと同時にプレー開始の笛が吹かれて直ぐ福森選手がボールを蹴りゴールが認められたプレー。主審の開始の笛が鳴っていたのであのプレーは正当。笛を吹かれても態勢が整うまで両チーム蹴らないのが暗黙の了解のようになっているが、たまにアーリーでプレイすることもあるのでこれが初めてではないと思うがまれなだけである。
神戸側も笛が鳴ったのだからやはり注意するのは当たり前で判定が翻ることはない。
この2つのプレーでコンサドーレが勝利を得たという点は間違いなくその通りで否定するものでもない。だからと言って審判のアシストで勝ったというのは間違いである。
ポドルスキ選手は退場して数的優位に立ったが、かえってポドルスキ選手が後半もいたら零封できたと思う。イニエスタ選手は、足のケガらしいが途中交代したことは残念である。彼らしい素晴らしいプレーは残念ながら見ることはできなかった。
試合は、3-1で神戸にアウエーの雪辱を果たした。あの時は、コンサドーレ側に2人の退場者を出してぼろ負けだったので今回のちょうど反対である。
これでFC東京との勝ち点差は1となりACL圏内を目指すチームの目標設定ができた。もうすでに残留は確定といってよい状況なので後は幾ら勝ち点を上積みし上位を目指せるかという段階に来た。来年もJ1で戦える喜びができたことはサポータにとって朗報である。