地球温暖化

 雨、気温は12度。寒さは募るばかりである。

引用 ニューズウィーク日本版(https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/10/15-24.php

IPCCは、世界中の専門家で作る気候変動に関する研究の収集・分析を行う政府間機構で、今回のいわゆる「1.5℃報告書」は6000に及ぶ研究成果を元にまとめられた。温暖化の影響を測るワーキンググループの共同代表、デブラ・ロバーツ氏は、1.5℃と2℃のたった0.5℃の違いが地球環境に与える影響の差は「間違いなくあり、しかも大きい」と語る。パリ協定が2016年に定めた地球温暖化対策の国際ルールでは、気温上昇を産業革命時比で「2℃未満、できれば1.5℃未満」に抑えることを目標にしているが、IPCCの結論は、1.5℃を死守すべきというものだ。

引用 CNN(https://www.cnn.co.jp/usa/35126776.html)

ワシントン(CNN) トランプ米大統領は9日、世界の平均気温が2030年にも産業革命前より1.5度上昇すると警告した国連の特別報告書に対し、懐疑的な姿勢をあらわにした。

トランプ氏は、ホワイトハウス内の庭園で記者団と会見し、報告書を受け取ったことを認めた。「だれが書いたのかを知りたい。どのグループが書いたのか」と語り、ほかにも「素晴らしい報告書」や「それほどでない報告書」がいくらでもあると主張した。

報告書は、国連気候変動に関する政府間パネルIPCC)がまとめ、8日に公表した。トランプ氏はこれについて初めてコメントし、「もちろん、これから目を通すつもりだ」と述べた。

 国連は、地球の温度上昇を1.5度未満に納めなければならないと報告した。この件は、既に数か月前から話題になっていることである。

 それに対してトランプはまず国連の報告書を否定する。そして、その内容はこれから読むということである。しかし、これから先も彼は決して自分では読まないと思う。

 地球温暖化に対する警告は今までも多くあった。さらに日本で行われた地球温暖化に対する京都会議で温室効果ガスの削減を各国に求めた京都議定書が交わされたのはもう1997年のことである。それから20年たった今確実に地球の平均気温は上昇しているのも事実である。

 トランプは、地球温暖化に対して否定的である。それによりどんな自然災害が起きようとも彼は無関心でいるだろう。今回フロリダを襲ったハリケーンについても単なる自然現象で済ませてしまうだろう。


 地球温暖化について様々な説があることも事実である。今後地球は氷河期に入るという説もある。周期的に言えば今は小氷河期に入っているという説もあり、人間が排出する温暖化ガスの効果で氷河期のリズムが崩れている可能性もある。もしそうだとしても、氷河期を抜けたとき地球の気温の上昇はすさまじいものになるだろう。

 氷河期に入っていようがいまいが地球の平均気温の上昇は、地球上に人が住めない状況を作り出すことは間違いない。もしかするとすでに人類がこれから温室ガスの削減を行ったところで何の効果もないところまで達している可能性がある。そうなれば何をやっても無駄ということになる。

 もしかするとトランプはすでにその事実を知っているのかもしれない。すでに時は遅しということである。彼が大統領である間は、地球環境の劇的変化を生まないのなら今ある現実に対応するほうがはるかにましだし。目の前にある再選に向けての努力をおざなりにすることは無い。