キノコ採り

 曇り、気温は10度。体が慣れてきたのか今朝の気温でも寒く感じなかった。体が徐々に順応してきたということか。それでも今朝の天気予報で峠で今週雪といっていた。シベリア高気圧の張り出しがいよいよ北海道を覆うようになってくる。

 今年は温暖化の影響で台風で大変なことになったので冬も大きな気象変化の影響を受ける恐れがある。


引用 毎日新聞https://mainichi.jp/articles/20181015/k00/00m/040/050000c) 

14日午後1時15分ごろ、長野県栄村堺の赤石沢で、新潟県小千谷市千谷川2の建築業、田中正次さん(74)と同市西中の無職、荻野長治さん(73)が倒れているのが発見され、その場で死亡が確認された。2人は11日にキノコ採りに向かったまま行方不明で、長野県警が捜索していた。

同県警によると、親族が11日夜、現場付近の苗場山登山口の駐車場で2人が使う軽トラックを発見していた。同県ではキノコ類が豊作で、採取目的の入山者の遭難が相次ぎ、8月以降の採取シーズンの遭難による死者は、前年同期比10人増の13人に達した。同県南部の大鹿村でも近くの高森町の男性(75)が、キノコ採りに出掛けた12日から連絡が取れなくなっている。

 一般にキノコ採りの入山者は採取に夢中になり道に迷いやすいほか、採りやすい場所を他人に教えない傾向もあり、不明時の発見が遅れやすい。県警では入山場所や行動予定を家族に教えるなど慎重な行動を呼び掛けている。

 今年は、気温その他の条件がキノコの生育を促したようで豊作らしい。それで、地元の人が山林に入り込み事故で亡くなられる人も多いという。

 キノコというのは、大昔なら自分で山に入り取ってこなければ口にすることはできなかった。店に出回らないのだから収穫すれば貴重品となる。しかし、今だと人工栽培のキノコがスーパーの店頭に一年中並ぶのでそんな無理をして採ってこなくとも良いだろうと考えるのだが、なにやら豊作なのは、松茸らしい。その噂を聞きつけ多くの人が松茸狩りに出向いているようだ。

 山の中のキノコは自然に生えているとはいっても山林の所有者の許可が必要で、私有地に入り込むことはできない。だから、山奥の国有林あるいは所有者の不明な山林に分け入って行く。

 そんな場所だから手入れはされておらずいったん中に入れば方角を失うことになるのは必然である。さらに山奥であれば携帯電話の電波が届かないところが数多くあり、遭難してしまう危険性が高くなる。

 松茸は高級品でいつでも口にすることができないことは理解できるが、それを口にすることなく命を落とすのは本末転倒である。もしそれでも行くには、それなりの準備と道具は必要である。

 今ならスマホGPS機能が付いたものがあり、基地局の電波が届かなくとも自分がいる位置がわかる。さらに予備のバッテリーを用意すればある程度の時間使える。最低その程度の用意をしてから山に入るべきだろう。