日韓関係

 晴れ、気温はマイナス3度。今日も午後から雪の予報である。これだけ気温が低ければ雨も雪に変わってしまう。

引用 毎日新聞https://mainichi.jp/articles/20181122/k00/00m/040/164000c) 

第9管区海上保安本部(新潟)は21日、能登半島日本海の漁場「大和堆(たい)」付近で20日、日本の漁船が韓国海警察庁警備艦から、操業をやめて海域を離れるよう無線で要求されたと発表した。韓国警備艦が漁船に接近したため、海上保安庁の巡視船が阻止した。けが人などはなかった。政府は外交ルートを通じて韓国側に抗議した。

 日韓の関係悪化の影響の一つだろうと思う。日本側からすれば日本の経済水域とされているが、彼らにとって国境外の領海という認識でさらに自国の経済水域と考えている可能性がある。

 人間というのは欲に目がくらむ。人の集団である国家も人間の精神集合体が巨大化したようなもので、自国に利益があると考えればその判断力は自国の有利な方に傾くことになる。

 更に最近の日本の姿勢が、以前なら韓国が強気に出れば日本が引っ込むという経験をしているため、今回も強気の行動で出たのだが予想外の行動で戸惑っている点もあるだろう。彼らにとって日本は自分たちの踏み台と考えている節がある。

 韓国は、整形国家といわれ自分たちのアイデンティティを捨てでも見栄えを気にする。そのためには自国の負の歴史を消し去ることを厭わない。そして一番消したい負の歴史が日本に併合されていたという歴史である。その歴史は、余りにも最近のため嘘で塗り固めることも不可能であり世界の歴史から消し去ることができない。

 だから、それを逆手にとってその負の歴史を利用しようとしている。さらにその歴史を美化するために日本は敵国でなければならないのである。あくまでも自分たちに正義があり、それを力でねじ伏せたのが日本であると考えているからである。

 一時、韓国の景気が良くなり反日感情が和らいだが、それも経済の悪化と同時に盛り上がる自国の不満要因を近場にいる敵に目をそらす意味での行いなのである。

 日本はその点特異的である。自分たちの負の歴史をことさら強調し自分たちがそういった野蛮な行為を行った日本兵の子孫であることを強調し反省を強いる。ある意味自分たちを卑下することで戦争を予防しようとする意志が存在する。

 いつまでもその反省を口にすることで思想は極端化する。それに反発する勢力も時代とともに増加する。いわゆる揺り戻しである。

 この先、日韓関係は間違いなく悪化する。韓国は、北朝鮮との間をどうしたいのだろうか?自分たちが有利に交渉していくのには日米の協力が無ければ相手の言うがままになってしまうことに気づかないのだろうか?