対 磐田 0-2 4位以内確定

 曇り、気温は3度。昨日の夜中は雨が降っていた。それで地面に積もっていた雪はあらかた消えてしまった。

 土曜日の試合、DAZNで見ました。

 試合開始からお互い勢いに任せて攻め合う形となる。コンサドーレACL圏内を目指し、相手の磐田は、残留争いから抜け出す戦いである。

 前半、勢いが勝るコンサドーレがチャンスを掴むが決めきれず得点を挙げられない。その中で得たFKのチャンスから早坂選手がファーへ走るセットプレーからゴール前に入れたボールを相手選手がオウンゴールしてくれてコンサドーレが先制する。

 後半は、相手の磐田が同点を目指して怒涛の攻撃を繰り出す。それをしのぎながら時折コンサドーレがカウンターを見せるがチャンスを決めきれない。相手のFKがポストに当たるなど危うい場面があったが、相手の足が止まり始めコンサドーレが盛り返す。

 そして交代で出た三好選手がミドルレンジからゴラッソなシュートを決めて相手を突き放しそのまま試合終了。

 これで、勝ち点を54とし、最終節の広島戦に勝利すればリーグ2位か3位になることが決まった。負ければ4位のままとなるが、それでも歴代で最高成績を収めて終了できることになる。これまで戦った中で何度J1の壁に阻まれたことか、その中で何度もJ2で戦いながら運よく昇格を掴み取りこの結果を残せたということは、多くの関係者の努力だと思う。本当に良かった。

 この結果を受けて相手の磐田は、最終節に負ければもしかすると入れ替え戦に回る可能性も出てきた。勝つか引き分けであれば残留は決まるというハラハラドキドキの試合になる。残留争いが、勝ち点41というのは恐ろしいことである。その原因は、今季早々と降格を決めるチームが無かったということに尽きる。

 

 前半戦、名古屋とガンバ大阪が成績不振で降格候補とみられたが、後半怒涛の連勝で勝ち点を伸ばしたことが残留ラインを上げた。それもこれもやはり資金力のあるチームが上手く歯車が噛み合えば、勝つことができる。

 資金力が乏しい、長崎は、勝ち点を伸ばしたが29と届かず。やはり選手層という意味で苦戦の原因が明らかであった。そして次に降格する柏は、選手層は厚いはずなのに何故か繰り出す手が悪手続きで再浮上の切っ掛けを逃してしまった。今季、ドームでの試合を見たが、選手層は厚く、コンサドーレ以上の力を持っていると感じた。そのチームが降格するのだからわからないもんである。去年ならギリギリ残留していたはず。自分も今年の残留ラインを35くらいかなと思っていたので36で残留できないというのは恐ろしいことである。

 その年、コンサドーレは勝ち点43で11位となっており、そのくらいの点数だとその位の順位になるのは毎年変わらないようなので、勝ち点43以上目指すことが大切である。(引き分けなしとするなら14勝超える勝ち星が必要)

 更にうれしいことに4位以内であれば、Jリーグ理念強化配分金が通常の分配金(J1だと3億5千万円)以外に貰えるということである。使い道は限定されるがそれでも貰えるものは多いほうが良い。これで1億8千万円が決まり勝てば3.5億円か7億円になる可能性があるというのも凄いことである。

 これで予想された結果よりも良いほうに振れて終わることになる。野々村社長が言っていたビッグクラブになるには年間予算が50億程度必要という目標に一歩近付くことができる。ACL出場が決まればそれなりにスポンサーが付くことも予想され、北海道から世界に羽ばたくビッグクラブが誕生する可能性もある。更に、コンサドーレに憧れた選手が移籍志願してくる可能性もそれもプラスになることは言うまでもない。

 一足早いクリスマスプレゼントをサポーターが受け取れる可能性もある12月1日の試合、満員の応援で選手を後押ししたいものである。