日産 この先

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引用 毎日新聞https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181218-00000054-mai-bus_all) 

日産自動車の前会長、カルロス・ゴーン容疑者が逮捕・起訴された事件をめぐり、会長兼最高経営責任者(CEO)の不在が続くフランス自動車大手ルノーの社内に亀裂が生じてきた。「推定無罪」を理由にゴーン容疑者を擁護する声がある一方、多額の報酬を過少申告した容疑に対する怒りや日産との関係悪化を懸念する声が拡大。経営陣が不安の払拭(ふっしょく)に躍起になっている。

 カルロス・ゴーン容疑者が逮捕されて相当日数が経ったがまだ取り調べの段階で解決まで遠い。この先もまだ長い期間が必要である。今後は実質経営に携わることが無いことは確実なためこれからの話になるのだが、やはり日産とルノーの間で主導権争いが勃発しているようである。

 この事件、もともと内部告発から端を発しているため、日産社内のクーデターとされているが、少し時間が掛っていることがクーデター派が苦労しているところだろう。あらかじめ根回ししていれば情報が洩れるため一部の人間のみが動く形になり、そのことがやはりクーデター派に不利に動いているようである。

 今回の解任劇が本当に日産に利益をもたらす方法だったかは、何十年後の未来に任せるしかない。そしてその判定に大きな影響を及ぼすのが、やはり会社が今以上の発展をすることだろう。結果が全てである。正しいことを行っても数年後に会社が傾くようだと何故クーデターを起こしたか起こしたグループが当然非難される。それを考えると今回表舞台にいる社長は、席を降りなければならなくなるような気がする。正しいことをしても決して幸せが来るとは限らない。バッドエンドの筋書きも存在する。


 日産は、今のところEVに舵を切ろうとしているが、日本国内の事情もありEVの普及には時間が掛る。更にHVも競争相手との競争は激しい。どこかで差をつけるにも新しく登場する車が無ければ先行きは厳しいだろう。

 まさしく正念場を迎えていると言える。