医療の未来

 晴れ、気温はマイナス5度.今日も昨日と同じように冷え込んだ.この寒さは何時まで続くのかというと土曜日くらいまでのようだ.その後は冬型の気圧配置も崩れ少し暖かくなる.地球温暖化といっても寒い日は寒い.だから本当に地球が温暖化しているのか疑いたくなるのも事実である.

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 医療費の問題は今後避けては通れない日本の解決すべきことの一つである.

 超高齢化社会が訪れようとしている今、80歳以上の人口が今より増えるため医療費の増大は明らかである.その財源は今の現役世代が担わなければならないのだがその蓄えは無い.そして今の現役世代が超高齢者になった時の負担割合は、2割では済まなくなり3割負担以上になっている恐れもある.その観点から言えば平等に負担を分かち合うためには今から高齢者に負担を求めていく方が理にかなっている.

 日本がこれから高度成長期の時のように復活し国の財政が潤う時が来ると確実に予想されるならこんなことは問題にならないのだが、実際はそうではないことの方が確率は高い.

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 東芝が血液一滴で13種類のがんに罹っているか判定する検査キットを開発した.もしこれが普通の検診に使われると多くの患者が発見されるだろう.

 そしてがん治療も進化し続け、がんの治療薬として「ゾルゲンスマ」は、アメリカでは2億円という販売価格の薬も日本で承認されようとしている.

 ほかにも日本で今年販売になった「キムリア」は、1回3300万と薬価が付き治療に使われ始めている.

 

 病気が見つかり治るのだからそれで良いという社会は終る.何故ならその医療費を負担することで他のことが切り捨てられていくからである.

 今でも大問題の医療機関の再編成であるが、人口の少なくなったところから医療機関が無くなってきている.医療機関があったからその地に留まっていた人も適切な医療を受けるため都会に行かざる負えなくなってしまうからである.その繰り返しが日本の過疎地が拡大し少子高齢化の問題に行きつく.

 

 助かる命が目の前にあり、「人の命は地球より重い」という理念があればいくらお金を掛けても助ける必要があるだろう.そういう繰り返しが何時か住む場所で差別される範囲が広がっていくことも同時に進行していることを認識しなければならない.