薬価3000万

 曇り、気温は12度.朝日が照っていないので少し気分が沈みがちになる.一中は雲も消え良い天気になりそうである.

 

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 高額な遺伝子治療薬の問題は、今後も続く.一回の投与で終了するため、患者負担は一回のみなのだが、患者負担以外の健康保険分の負担の問題である.

 

 人が長生きすれば病気に掛る確率は当然高くなる.人は健康のまま死ぬことはまれでがんや脳卒中、心臓病あるいは肺炎といった病気で必ずなくなっていく.

 長く生きる人が増えれば増えるほど医療費は高騰していく.今回の白血病の治療薬に関しては、一回の治療で病気が治るなら、それ以外の薬で延々と治療を繰り返すより安価に住む可能性がある.ただし、その他の併発の病気が無いことが前提であるのだが.

 

 例えば、高血圧、糖尿病などの慢性疾患も一度の治療で病気が治るなら高額な治療薬でも対効果比を考えるなら使った方が医療費の削減につながる可能性が高い.

 できればそういった慢性疾患の治療薬ができない者だろうか?そういった疾患の治療には長い年月が継続的にかかり多くの医療費が費やされる.そのトータル額は相当な金額になる.

 

 高齢化社会に向けて国民の医療費の伸びは徐々に増え続けており減少することはない.そのあたりの経済的な効果を含めた治療法の選択と実施を国としてきちんと線引きをすべきと思う.治療法のすべての決定を医師に委ねると間違いなく医療費は高騰していくだろう.