トランプに翳り

 曇り、気温は19度.半袖でも十分な天気である.

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 アメリカ大統領の座をめぐる争いが判らなくなってきた.最近の世論調査でトランプ陣営の支持率が下がり続けていることが原因である.

 今年の初めまで、新型コロナウイルスが流行する前は、トランプが再選されるのだろうと自分も思っていた.それに逆風が吹き始めたのは、新型コロナウイルスへの対応が異常だった.更にそれに伴う景気低迷、失業率の上昇と続き、今の人種差別問題である.その時々で強引な手法を見せ国民に対して大統領の力を誇示して見せたが、その姿の陰に隠れたいた彼の弱さが表に出てきてしまった.

 バイデンが必ずしも大統領に相応しいかというとそうは感じないのだが、既に民主党の候補として決まっている.彼にとって災難が追い風となった.選択肢がない中での選択というのが現実だろう.

 起死回生の一発が必要なのだが、それがこの先生まれるかというと心もとない.何か大きな出来事が発生し彼が先頭に立って何かを成し遂げる姿を見せる必要があるが、その出来事が世界が更に不幸になるようなことが無いようにしてもらいたいと願うだけである.

 もし彼が大統領の椅子に戻れなかったとしたら、その後は彼にとって試練の年月が続くのではないかと思う.