介護問題 ヒグマの被害

 曇り、気温は12度.日が翳っており気温通りの感覚である.

 

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 こういったニュース、全国ニュースにならないほどになってきている.介護現場での入所者への虐待は、介護する側が若ければ若いほど体力的に上になりどうしても介護する側が上目線になる.そしてよく目にするのが、高齢者に対して子供としているような会話が増えることである.その時点で介護する側介護される側という明確なラインが引かれ、相手を尊重するというような空気が薄れてしまうことである.その辺りは、高齢者やその家族が入所場所を探しているのならそういった会話が無いか注意するべきだろう.しっかりした施設なら施設ぐるみでそういった雰囲気が生じないように努力しているはずで子供をあやす様な言葉を発することを禁じているはずである.

 全ての介護に係る職員がこういった犯罪を犯すわけではないが、その中からやはり犯罪を犯す人間が出てくるのは致し方ない.そういった行動を起こす様な職員を観察し取り除くことが必要である.

 高齢化社会になったため必然的に介護が必要な人が増え、そういった施設もどんどんできている.本来ならこういった事件を起こす様な施設は弾いていかなければならないのだが、需要と供給のバランスから問題のある施設も生き残ってしまうのも事実である.

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 朱鞠内湖は夏の間はキャンプ場としても利用されており自然あふれるというか自然の中に存在する.当然、道内で増えているヒグマもこの辺りに生息しているのは間違いない.

 今回の釣り人もイワナ釣りに訪れており、天然のものが釣れる格好の釣り場にいた.そういった好釣場はやはり野生の熊に取っても格好の餌場である.お互い同じところにいる確率が高くなるわけである.そういう意味でお互いの縄張りにお互いが踏み込めば事故が起きる確率は高くなる.

 今回の犠牲者は、長年ここに釣りに来ておりこの辺りの環境を熟知しているベテランだった.熊の被害が起こるおそれがあると知っていたと情報では上がっていた.人間的にはそこは人間が管理している土地なのだが、余りにも自然過ぎてそのことを熊に知らせる術はなかった.

 北海道の熊は一時期激減し、クマの狩猟が制限されたことにより個体数は3倍以上になったと聞く.このシーズン山菜取りの人も熊の縄張りに分け入っていくことが多い.山の近くの道路を通ると山菜取りの人の車と思われる車が林道わきに停車しているのをよく見る.このところの被害の情報を聞くと格段に山でのヒグマとの遭遇の機会が増えていると思われる.登山等もそうだが山の中では人間と野生動物が共存している場所だということを忘れないようにして欲しいと思う.