災害

 雨、先週の土曜日から断続的に雨が降り続いている。今日は一日雨模様らしい。

 今年は、春先から地震、台風と言うように人命を失う災害が続いている。

 今回の土砂災害などは、避けられた面もある。それは、やはり危険な地域に住んでいる人たちが多いということだろう。

 普通なら人が住まないような場所にも住宅が建っているような地域が日本には点在している。自分の生まれ育った土地という理由もあるだろう。ましてや普段は風光明媚で暮らすのに最適な環境であるという理由もあるだろう。

 しかし、一度このような豪雨が続けばその安全な土地も何時か危険な土地になりうる。山といえども、半永久的に安定したものではない。その成り立ちは、火山の噴火、隆起などいつの間にか山となった歴史がある。その山がいつまた陥没したり、土砂崩れが起きたりするか判らないではないか。

 北海道でも、自然ブームということで、山の斜面にへばりつくように家が建つところがある。北海道なら土地は有り余るほどあるのだから無理して山の斜面に家を建てなくともというところにまで建つ。

 その目的は、平地には無い眺望や自然を味わえるからである。それなら、そういった災害が起こることを了解の上住むべきなのかもしれない。

 

 まあだからと言って、平地にある家が安全かと言えばそうとも言えないのが現実なので何とも言えないが、山の斜面、川の近くに住む人たちは、そういった危険性があることを理解して、何時災害に遭ってもいいように備えをすることは大切なことである。

 災害は、忘れたころにやってくる。それは本当に人が忘れた頃合いを見計らうという表現がピッタリである。いつも思い出せるような工夫をしなければまた同じ苦しみに遭うことになる。