日本語英語

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 昨日、このはてなのデザインを変えてみた。本当なら全てのデザインをいじくり倒したいのだが、このはてなの設定方法が今一つ判っていない。

 管理ページからデザインを開き、スタイルシートをいじくればそれなりに変わるのは判るのだが、それを掘り下げて調べるのが少し面倒なのである。

 以前、別なblogサイトで始めその頃から定期的にデザインを変えてきたのだが、その頃から比べれば自由度は増している。もし、深く知ろうと思えばそれなりに材料を提供してくれるサービスが増えてきた。ただそれを職業としていないので、片手間でやるにはある程度の時間が必要である。

 今回、デザインを変えるにあたって一番考えたのは、CPPで発表の有った、共に北海道から世界へという言葉である。それを英語の表題にしようと考えたからである。

 最初につまずいたのは、日本語の良い所でもあり悪い所でもある、主語の省略である。今回の言葉、主語は色々考えられる。コンサドーレの選手、チーム、会社、サポーター、スポンサーと考えると関係者全てが含まれることになる。

 あの話のニュアンスを正確に掴むには困難が伴う。言っている方と聞いている方、それぞれとらえ方が違うし、その言葉を発した本人(野々村次期社長)も聞かれる都度にその考えは少しずつ異なるだろう。

 そうなると主語は、我々という事に成る。そして我々という範囲は曖昧である。

 「我々が、コンサドーレというチームを北海道から世界へ・・・・・・」そしてその「・・・・・・」に何が入るかである。

 例えばCWCのような大会で「勝利する」のか、「ビッグチームになって世界の国々に放映されるようなチーム」なのか、はたまたコンサドーレの選手がビッグチームと呼ばれるチームに「移籍」するぐらい優秀な選手を育てるのか、これまた曖昧である。

 主語が曖昧で、動詞が曖昧でとなるとどうやって英語に直すのかが問題となる。ここで断っておくが、自分は英語の教師でもなく、バイリンガルでもなく、帰国子女でもない、アメリカやイギリス人でもない。

 最初に思いついた言葉が、「To World from Hokkaido」である。ここで問題なのは、Worldが有る限られた範囲の世界なのか、上で書いたように曖昧な世界かで冠詞のTHEが付くか付かないかが決まる。

 

 The Worldが普通中学英語の決まりであるのだが、SpaceにTHEが付かないように、ある特定のものにTHEをつけるのだとしたら、冠詞は必要ないのではないかとも考えたのだが、生憎自分は生粋の日本人なのでそこまで自信を持って言い切ることはできない。

 最初に書いた主語の我々だが、普通に書けば、「We are going to the world from hokkaido.」となるのだろうが、これだと北海道を出発し世界旅行に行くようなものである。行くというのがGoで良いのかこれまた難しい。上に上げたように勝利するのでも良いし、移籍でも良いのだから。

 するとやはり、主語も省略、動詞も省略という極めて日本語的な英語にならざる負えない。そこで考えたのが、

「From Hokkaido to the World」である。

 これぞ日本人が考えた直訳である。

 それで上記の題名にたどり着いたという事である。