山尾議員問題

 晴れ、気温は16度。曇りがちという昨日の予報だったが、前線の通過速度が遅くなったようだ。

引用 福井新聞(http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/235764) 

民進党山尾志桜里政調会長(43)は7日、大島敦幹事長と国会内で会い、離党届を提出した。今週発売の週刊誌が既婚男性との交際疑惑を報じたため、党に悪影響を与えかねないと判断した。1日に就任したばかりの前原誠司党代表にとって大きな打撃。10月22日の衆院補欠選挙を控え、党へのダメージは避けられない。党執行部は8日の常任幹事会で離党届を受理する見通しだ。

 議員の不倫は、職務とは別の事柄だろうか?

 男性週刊誌などは、不倫を悪と報じる記事と別に、不倫を助長する記事が隣り合わせに載ることがある。いわゆるマッチポンプである。不倫を奨励しながらも不倫をすると叩く。

 販売数が伸びればどちらでも良いのである。週刊誌に倫理を求めるのはお門違いである。

 また今回の山尾議員の場合、これだけ有名になったのだから日常の行動を監視されていることを何故理解していなかったのか?という一言に尽きる。あれだけ顔を知られれば誰かが見ているのは当然で、それを週刊誌にリークする人間も出てくる。

 それを知っていてそういった行動を取るというのはまさしく「愛は盲目」である。

 これから集団の重要なポストに就こうという人間にしてはわきが甘いが、できるなら開き直って世間から大いにパッシングされても堂々としていてほしかった気もする。石田純一のように「不倫は文化だ」とのたまわっ欲しかったが、そうなると今の夫や子供の立場もあるので今回のように釈明もせず消えていくのは正しい対処方法だったのかもしれない。


 今朝の朝日新聞のコラムのような記事に、不倫は個人問題だから周りが騒ぐことは無いという記事が出ていた。不倫は確かに個人の問題で見知らずの他人が騒ぎ立てることは無いが、昔日本でも姦通罪という罪があり一夫一婦制の日本では、罪になった時代もあった。その道徳的観念から非難されることはあるだろう。

 一夫一婦制を維持するならやはり不倫は非難されるべきだし、国民を代表する人は少なからず道徳的観念を維持して欲しいという思いは国民が持つのは正しい。

 政治家の不倫が個人の問題として良いとするなら、政治家が起こす政活費の不正などの行為も個人的問題となるのだろうか?政治家が不道徳的行為を非難されるのは致し方ないと思う。そういった監視が無ければ何でもありになるから。

 山尾議員には、議員辞職しないのなら是非、一妻多夫制に向けて努力して欲しい。それが政治家としての生きざまではないだろうか。