地方自治の崩壊

今まで見過ごされていた事が何か堰を切ったように噴出し続けるのは何故か、どこかで権力側にあった身内を庇う或いは義理人情みたいな構図が変わり、自分たちの利益のためには何をやっても良いということになってきているのかもしれない。

 今回の件は、明らかに自分の利益のために不正を行っていたのだからつかまって当然である。同情するとしたら、今まで多かれ少なかれ利益誘導してきた事が自分の番で爆発してしまったことだろう。

 話は戻るが、犯罪に手を染める企業が、純粋な日本の風土から育った企業だけではなくなったと言うことだろう。それは、法律の強化のみならず、企業に外国の経営者がどんどん入っていることに他ならない。

 日本人の考え方だけでは済まず、ある部分ではドライに考えトカゲの尻尾を切るように切り捨てる事がおおっぴら似可能になったことだろう。

 更に輪をかけたのは、何と言っても政権交代だろう。今まで冷や飯を食っていた企業が表に出るために、裏情報をリークし始めたことにあるのだろう。
 また検察や警察は、最近の警官、警察本体の不祥事続きのため国民的批判が厳しい。ここで点数を稼がなければならないと考えた部分もあるのだろう。

 それらが複合して今回の状況となったと考えるのだがどうだろう。

 それにしても、知事の隠した手の汚さは目も当てられない。今回逮捕された知事たちは、最初から私服を肥やそうとしていたとしか思えないのが残念である。いくら元高級官僚だったとしても考えている事が同じと言うのと、公務員時代も何でもありと考えていたのだろうと思うと残念である。

 それにしても次々と逮捕される知事たち。これは本当に出直さないと地方への権限委譲がストップしてしまう。ここは何としても踏ん張って改革してもらわないと困ったことになってしまう。