初の女性防衛大臣誕生

選挙が近いためか、何故か政治の話題が増える今日この頃である。

 まず、今日の朝の日テレである。久間前防衛大臣の辞任から小池防衛大臣に代わった事を報道する切り口として、女性初という話題を持ってくることが報道番組として正しいのか?
 ズームインは、報道番組ではない、娯楽番組と言われればそれもありと言うしかない。それにしても、ニュースと称した時間枠で報じるのだから、きちんとした報道の切り口で放送すべきだろう。前大臣の発言に関して鋭い追及が無ければならないのでは?

 服装を3回お色直しだとか、環境大臣に就任したときに作成したような経歴報道は必要がないと思うのは自分だけだろうか。

 安倍さんも安倍さんである。選挙対策が透かして見えるほどのベタな対応で、何か変わったことを行うことで国民の関心を逸らそうとしているのは判りすぎるほど判りやすい。それに関心を移すだろうと思われているとしたらもっと国民は怒るべきだし。その路線に乗り報道するマスコミもありえない存在である。

 ニワトリは3歩歩けば物事を忘れると言うが、政治家も国民は3日寝れば忘れると思っている節がある。

 そして、その根本の原因は、情報過多にあるのかもしれない。次々と新しい情報を流すことを競うことで、3日前の情報は何の価値の無いものとしてしまう。

 情報を消費することでしか新しい情報を受け入れる余地が生まれないほど世間には情報が溢れていると言える。或いは、本当に大事な情報を、それ以外のゴミのような情報で覆い隠してしまう状況にある。
 
 それを誰も不思議とは思わない状況。それが国民をコントロールする側からすれば楽なことこの上ない。真実から目をそらせることができれば、自分達の思い通りに世間を動かせる。更に、それは自分達の利益につながるからである。
 
 そういった状況を変えることができる道具として、インターネットは役立つ可能性がある。しかし、今、有害サイトの一掃と言うことで政府も自由に情報を流すことに関して規制を設けようとしている。
 
 マスコミは、商売という規制が働き、インターネットは、有害という括りの元規制されて行くのか?