J1リーグ第10節 vs湘南 3-3

 札幌ドームで行われたホームゲーム。外は気温が上昇し半袖で十分な暖かさとなった。

J1リーグ第10節 湘南戦

一言で言えば天国と地獄を見たというべき試合だった。前半から後半追加点を入れ3点リードした時は、今日こそ最下位を脱出できるとぬか喜びしていた。しかし、相手に1点を取られた後にコンサドーレが交代を次々と投入した時点で雲行きが怪しくなる。新しい選手が入れば入るほど選手たちは浮足立ち、本来なら選手たちをまとめるべきキャプテンの荒野選手が声がけしても選手たちの動きはちぐはぐでひどいの一言である。

 守備の約束事がまだ理解していない、あるいは元々そんな約束事が無く選手たちの今までの経験で動いていたのがもろ分かりになる。選手たちが相手の選手につこうと動くたびに相手にフリーの選手ができ、そこにボールが入ればマークについた選手が簡単にマークを外される。後は結果がすべてで最後の最後でFKから追いつかれてしまい万事休す。これから続く連戦に支障をきたす結果だった。

 ミシャは守備は教えないという思想を貫き通す。攻撃が最大の防御であると信じている。しかし、選手はその思想に染まっていなくピッチに出れば臆病になってしまうのものである。その時に役立つのが守備の約束事である。直ぐにでもできるものでもないが、弱小のチームには必要である。この辺りミシャも工夫して欲しいところである。