芝生

6月に張替えを行い手入れを行ってきた芝生もいよいよ緑を増してきました。

 やはりキレイに生えそろうのは気持ちが良いものです。手入れをしてやろうと言う気になってきます。この状態が何時まで続くかが勝負です。

 以前の芝生もこのような状態で4,5年維持できたのですが、その後は雑草との戦いでした、抜いても抜いても生えてくる雑草と、芝生に似たイネ科の雑草が根を張るともういけません。
 その雑草の生えはじめが芝生に似ているのと、大きくなるとその雑草の根が芝生の根と一体化し芝生ごと抜かなくてはなりません。少しでも放って置くと瞬く間に芝生と置き換わっていきます。

 更に、スギナ、クローバーは根を地下に張り、更に地面を這うように伸ばすため一部を取るだけでは直ぐ又生えてきます。更に水分が多い6月頃にはキノコが生えてくるといった状態です。

 これが5月から10月まで毎日続くのですから、土日くらいしか手入れしない人間には、芝生を維持するのは無理なことになるのです。それでも最初の頃は、毎朝芝生の雑草抜きをしていたなと思います。
 
 更に、芝生を長生きさせるなら、水撒き、芝生刈、土入れ、肥料やり、穴あけなどをしなければ芝生の青さや密度は維持できません。どんなに小さな庭でも欠かすことができない作業です。
 
 例えば芝刈りを少しでも怠ると、伸びきってしまった芝生を刈るために、普通の芝刈り機では、刈ることができないため一度、鎌などを用いて短くしなければいけません。更に伸びすぎると芝生に隙間ができてきます。
 又芝生に毎年土を入れなければこれもまた芝生の表面が水などで流されるため、根が表面に露出してしまい成長の勢いが止まって来ます。更に肥料は、やはり土地がやせてきますので芝生を生長させるには欠かせないものになります。この辺りを省略すると、途端に芝生の青さが失われていきます。本当に生きているなと思わせます。後芝生に穴を開け芝生の根きりを行うことも芝生を生き返らせる重要なポイントです。

 そして何といっても芝生を維持するのに大切なのは、毎朝或いは毎夕の水遣りではないでしょうか。密度の濃い芝生を維持するためには水は欠かせません。これが無いと、芝生が徐々に粗になりみすぼらしくなっていきます。又水不足の芝に肥料を撒いたりすると、芝生が枯れる原因となります。
 あれだけ手入れの行き届いたゴルフ場の芝も、雨不足だと途端に枯れてしまうのはそのせいです。

 あと、雑草は、芝生用の除草剤が手軽で便利です。環境問題があり使うのを躊躇しがちですが、これが有れば雑草抜きに追われずに済みます。適度な使用は、それ程環境に影響を与えないと割り切ることも必要かもしれません。
 今の時期、ちらほらとスギナが生えてきましたが、その生えているところだけに散布することで使う量も減らすことができます。もっと早くこれを知っていれば、あの昔の苦労はしなくても済んだのにと思います。