関電美浜原発の事故で社員6人が書類送検されたニュース。
何故、会社や上層部の責任が追求されなかったか?これは問題ではないだろうか。実際に作業を行ったのは末端の社員であり下請けの社員であったが、全く持って独断で定期点検を行ったわけでは無いだろうと思う。
会社という組織の中で、命令系統が少なからずあるはずである。もしそれが無く現場が独断で事に当たる組織であるとしたら遠からず崩壊するであろう。
また、末端の社員からすれば今後、何か物事を進めるにあたり上層部が責任を取らない会社だったと知った時どのような行動にでるだろうか。きっと萎縮してしまうに違いない。
このような事例は数多くある。責任を取らない、或いは取ってくれない上司がいる職場ほど労働意欲を失わせる所は無い。そしてのさばるのは上ばかり見る社員だけになってしまう。
関西電力は終わった。
そして別件だが、関西TVの社長は引責辞任するそうである。きっと上の方から圧力が有ったのだろう。それは政府であり、親会社のフジTVかもしれない。これでフジTVも会社としては終わった。上が責任を取らず末端に責任を取らせているようではもう先が無いだろう。