千葉 vs 札幌

今季の最下位争いである。更にアウェーの試合とクライトンが欠場という条件での試合であった。

 と思ってスカパーにチャンネルを合わせる。そして試合開始早々のこと右側からのFKを相手のクリアーを拾った中山選手がシュート。これが決まり開始2分で先制をする。
 得てして早い時間に先制すると守りに入り逆転されるケースも多々ある。
 その通り千葉側に何度か惜しいシュートを打たれる。札幌が入り、相手に入らない、これが試合の綾である。
 
 本当に試合というのは微妙である。何センチの差で試合が決まることがある。それがサッカーである。

 相手の攻撃をしのいだ札幌、上手くダヴィ選手にボールが渡り、相手DFを抜き去りシュート。それが決まり札幌に追加点が入る。

 そして前半終了。札幌が2点を取って折り返すのは何時以来だろうか?それ程記憶は無い。調べてみると4月の磐田との試合で前半2点を取り凌ぎきったとき以来である。

 そして後半開始。相手は早く同点に追いつこうと攻めてくる。それに対して札幌はゴール前を8人で守りを固め相手を跳ね返す。その間には相手のヘッドを高木選手が跳ね返すシーンもあった。それ以外にもシュートを打たれたが、相手のシュートミスに救われる。
 その後相手が攻め疲れた後の一瞬の隙をダビィ選手が抜け出しシュートを放つ。それが決まり札幌が3点のリードとなる。

 その後は、守りを固める。相手の攻撃を跳ね返しながら相手の隙を突こうとするが、少し攻め急ぎ、少しボールをキープしながらと言うことが無く、早い攻めばかり、相手のプレッシャーがあると直ぐパスをしたがる、この辺り札幌の課題である。
 
 そして試合終了。

 札幌が逃げ切る。と言う表現が適切なほど、3点のリードがリードに思えないほどの試合であった。3点リードしたら少し落ち着いたゲーム運びができるような落ち着きが無ければとは思った。これもJ1に上がって勝ちゲームを中々経験していないためもあるのだろう。

 しかし勝ちは勝ち。今度は自動降格圏を抜け出すための戦いをしなければならない。

 次札幌は、ホームで大分戦。相手は好調であるが、これに勝ちきれれば面白くなる。しかしそれができないのも札幌クォリティでもある。さてどんな戦いを見せてくれるのか乞うご期待。