失業

外は確実に零下である。吐く息は白く、頬は冷気で赤くなる。空は、朝日で金色色に染まっている。雲が多い空である。 今日の話題は、製造業で40万人の失業者が発生するというニュース。 TVの報道でチラ見しただけで詳細はわからない。 しかし、去年11月現在の失業者数が総務省統計局のデータで 11月の完全失業者数は256万人と1年前に比べ10万人増加 となっている、これが更に増えることになる。これで完全失業率が3.9% 就業者数は6391万人 という事なので、今回の40万人は、就業者数の凡そ0.6%となる。 この失業者数が多いか少ないかといえば多いといわざる得ない。更にこれにリストラや他の職種の失業が増えれば、100万規模の数になるのだろう。  ここで問題なのは、若者の就職先が無いということである。これが解決しなければ、更に問題は深刻化する。 高齢者の再雇用も問題であるが、これからの日本を背負ってもらわなければならない人たちが職も無くこの先を過ごすというのは大問題である。  これを解決にするのは、やはり何らかの政策による雇用創出しか解決法が無いだろう。これ以上公務員を増やす事は問題だろうが、それに順ずる雇用政策が無ければまた、ニートと呼ばれてしまう世代が誕生してしまう。 一つの提案として、お金を持っている人がお金を出し例えば待ちの保安清掃などに、高齢者を雇う事で、その高齢者が本来つく予定だった職に若者を充足してはどうだろうか? 今の日本では60歳を過ぎれば再雇用と言う形で前職に残る形で仕事をしている。それを別な形に振り返る事で雇用を作るわけである。 更に保安清掃が、片手間の仕事にならないように、きちんとした身分を与える事で抵抗無く受け入れることが出来るのではないだろうか。 これはあくまで税金で行う事ではなくて、持てるものからの拠出という形で、少しでも格差社会の是正を行うというものである。