続インフルエンザ

 快晴。遅咲きの桜が満開になっている。今日の日中の最高気温は、20度を越えるとの事で、道内のところにより夏日になるらしい。寒暖の激しい日が続き体調不良を訴える人も増える時期である。

 新型インフルエンザも関西では既に発症は、163人にのぼる。しかし不思議なのは、これだけ人の行き来が激しい日本に於いて、関西限定で新型インフルエンザが蔓延しているとは考えられない。
 今回の発症が潜伏期間をおいてだとすれば、感染した可能性のある人は、既に全国に散らばっていると考えてよく、特に関西圏と交通のある京都、名古屋、東京という新幹線ルートでは、既に発症者が出ても良い頃である。

 今回のインフルエンザが弱毒性という事実がわかり、更に症状も強くないことから、流行が今後広まったとしても冷静に対処すべきだろう。

 しかし、問題はある。それは、厚労省の水際対策が机上の空論であったという事である。もしこれが強毒性のインフルエンザだとしたら、死者の数は相当数発生しただろう。
 
 今後、強毒性のインフルエンザが発生した場合、速やかに入国を制限すべきだろう。その方法を今から考えて置く必要がある。それは、空路に限らず、海路もしかりであり、また、市民生活や経済が混乱しようとも人の往来を制限する方法を考えておく必要がある。
 
 そのくらいの気構えが無ければ本当のパンデミックが発生した場合、日本は、機能不全に陥ってしまうだろう。