腰痛

 久しぶりの快晴である。このまま暖かい日が来ると嬉しいのだが。今朝の気温は、5時頃で3度だった。やはりまだ朝の冷え込みは厳しい。

 本格的な朝のランニングを開始したのは、以前書いたが、徐々に調子を上げたところで腰部の張りを覚えるように成り、徐々にそれが足にしびれ症状として現れてしまった。

 これはまさしく腰椎ヘルニアの症状である。昔から腰椎にヘルニアがあるのが検査で判っており、この症状が出るとしばらく安静にすれば回復するの繰り返しであった。

 この症状は、日常の何気ないちょっとした動作で出現する。これは例えばくしゃみをしたことで腹筋に力が入り症状が現れることがあるから用心しようにも全くもって出来ない。

 何時もなら安静にして1ヶ月ほど無理に運動しないようにしなければならないのだが、一つ解決方法が見つかった。

 それは、骨盤矯正である。

 一般に腰椎症に成った際、病院では腰椎用のマックスベルトとよばれるものを渡される。これは腰の背に当たる部分にプラスチックの心が入ったもので、腰を固定することで無理な負荷を避けものである。
 ただこれを普段し続けると背筋や腹筋が衰え、外したときに腰痛症を再発しやすくする恐れがあるとされている。

 そこで、ネットで調べて購入したものが骨盤矯正ベルトである。これは、一般のベルトと同様マジックベルトで固定するのだが、更に別にベルトがついていて二重に締め付け固定することができる優れものである。

 これを去年腰痛症を発症したときに試しに骨盤部に巻いて試したのだが、効果てきめんであった。骨盤を矯正することで、腰神経が通る仙腸関節部の通り道を広げ、神経が歪んだ骨等に圧迫されるのを防いでくれるようだ。
 この辺り、実際に巻く前と後でどの程度神経の通り道が広くなっているのか検査して確かめていないので不明であるが、自分ではそのような感じがする。

 人間の骨盤は、生まれた頃より徐々に広がってくる。その広がりが酷ければ、徐々に股関節が外旋し見事なO脚が生まれる。
 男性は、若い頃がに股で歩く癖をつけるとつま先がひとりでに外側に向くようになる、例えばサッカー選手がそうであるが、これはまさしく関節が外を向いた状態に矯正されているといえる。
 女性の場合は、出産などを契機に骨盤が開き股関節が無理に外側を向いた状態になてしまうことが多いようだ。

 骨盤が徐々に開くのは、自然な形なのだが、骨盤が開くと内臓が下がりやすく成る。またその辺りに脂肪がたまりやすく成る。ここに一度たまると、脇腹の脂肪と同じように減らすのは至難の業である。

 そこで骨盤を開いた状態から、ベルトで少しづつ負荷を掛けて骨盤の開きを戻すことは、足のO脚を直すことにも成り、下腹の脂肪も、骨盤からあふれおへそより上に自然と持ち上がってくる。

 だから、骨盤ベルトをしていると、お腹の脂肪が強調され、お相撲さんのお腹のようになってしまうのは、女性にとってツライかも知れない。しかし、そのままベルトを装着して運動することで、その膨れた脂肪が徐々に減っていく。
 
 装着して矯正すると判るのだが、足の膝の向きが明らかに変わってくる。少し開き気味だったのが、内側に向いたくらいに感じるだろう。
 
 そうしてベルトの装着するをやめて一冬越すとあら不思議また元の状態に戻るわけである。人間の体は、その程度のことで矯正するのが不可能だと言うことが判る。
 
 きっと装着は、週何時間の運動の際に装着するのが適当だろう。余り長時間、それも過度の緊張で運動を続けると股関節に無理がかかる。やはり何事も適度が大切な事である。

 このベルトの効果に個人差があるのは間違いないことなので、誰にもおすすめする方法でないことをお断りする。