プロ野球 西武

 雨上がりの朝である。これから天気は快復に向かうと天気予報では伝えていた。道内各地で豪雨の被害が出たようだが、やはり川沿い山沿いに住む人はこれからの雨にも細心の注意が必要だろう。

引用 スポーツニッポン(http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2010/07/30/01.html) 

雄星に暴力行為あった…西武、デーブを解雇
 西武は29日、選手に対する暴力行為などがあったとして、大久保博元・前2軍打撃コーチ(43)を同日付で解雇したと発表した。球団は名前を明かさなかったが、同コーチは罰金制度など金銭面でのトラブルから雄星投手(19)に暴力行為を働いていた。後任にはきょう30日付で田辺徳雄編成部プロ担当(44)が就任する。大久保前コーチはこの日夜、本紙などの取材に不適切な行為はしていないなどと反論した。

 大久保元コーチを擁護する人は居るだろうなと思う。これまでの人生を、そういった上下関係で過ごしそれが当たり前と思う生き方をしているなら、この程度のことと思うだろうし、更にそのルールの中で反乱分子を粛清しようというのは当然の行為である。またその村社会を維持するために上の意見は絶対であり逆らうことは村八分に合うということに成る。

 しかし、そういった環境で育ったことがない人間にとってそれはまるで異国に来たような心持ちしかしないだろう。その中で生活しようとするなら、そこから逃れるか同化するしか無い。

 そういった環境は、西武に限らず企業でも存在する。大なり小なり似たようなことが行われているが、大半が極端でないためそれなりに成り立っている。
 だから誰にでも職場環境に合わない巡り合わせは必ず有るはず。合わない場合でも、何となくやり過ごすことが出来ればそれなりに生活できる。

 残念なのは、このままで終わってしまうことである。大久保元コーチは反省していなさそうであるし、辞めた後、また別な場所で同じような行動をとるだろう。そして被害に合った選手たちも心に傷を残したままである。
 両者の意見の相違のままでこのままこの話題が消え去ってしまうと本当の解決は出来ないだろう。
 もし西武がその辺りのことの危機管理が出来る企業ならば、トカゲの尻尾切りで済ますのではなく如何に今後の野球チームを運営するか、そのビジョンを示すべきだろう。それが他の球団に対してもプロ野球に対しても利益に成ることだろう。