元総理

 曇り、風は湿り気を帯び、何時雨粒が落ちてきてもおかしくない天気である。何時もならオホーツク海高気圧が張り出して来る時期なのに例年になく勢力が弱い。だから連日の猛暑が続いているとも言える。

 今日も朝からくだらないニュースが流れていた、その最たるものがこのニュースだろう。
引用 サンスポ(http://www.sanspo.com/shakai/news/100809/sha1008090533004-n1.htm

森喜朗元首相の長男、釈放され謝罪

 石川県警小松署は8日、道交法違反容疑で逮捕した森喜朗元首相(73)の長男、森祐喜元県議(45)を釈放した。任意で取り調べ、近く書類送検する。森元県議は7日午前、小松市で酒気帯びの状態でワゴン車を運転、ハンドル操作を誤りコンビニに突っ込んだとして逮捕された。

この人の名前をネットで検索を掛けると非常に香ばしい話題が上がってくる。そういった人物が父親の七光りで県議会議員に成り、将来は国会議員にでも成ることがあったかもしれない。

 議員選挙は、曲がりなりにも有権者が存在するが、その有権者も利益誘導という甘いミツの前には無力だということを証明したようなものである。

 公共事業を企業が受注するため色々収賄事件が起きる。企業が手にする利益の何分の1を受け取るわけであるが、ヘタをすると何万円かの利益供与で何億円の税金の無駄遣いをする収賄事件も起きたりする。
 それは、長年の持ちつ持たれつの関係が、煮詰まればそういうことも起きるということである。有権者はくれぐれも目先の利益を得ることに汲々とせず物事を判断すべきことの教訓である。
 上の事件も、元総理の息子という看板だけで、何か美味しいことがあるだろうという考えだけで行動するとこういう事が起きたときに県民の良識が疑われる事になる。