このような非常事態は冷静な対応が必要である

 雪がちらつく朝である。気温もマイナス5度前後まで下がっている。日中の気温は上がりそうなので今降っている雪もすぐ融けてしまうまさしくなごり雪である。


 今日は、東北の方も雪であるらしい。避難されている方、救援活動をされている方たちのためにもありがたくない雪である。しかし、自然はそもそも人間の都合の良いように作られていない。人間が自然に合わせて暮らしていくしかなく、そのことも併せて旨く折り合う方法を考えることが大事である。

引用 時事通信http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011031500080) 

燃料棒の全露出続く=海水注入も、水位上がらず-一部で炉心溶融・2号機、東電

 東京電力は15日未明、福島第1原発2号機(福島県大熊町)の原子炉に海水を注入したが、水位が上がらず、燃料棒がすべて露出した状態が続いていると明らかにした。核燃料が溶ける炉心溶融の進行は否定したものの、一部では起きたとみられる。東電は「圧力は安定しており、すぐに危険な状態にはならない」としている。

 

 この件で、菅総理は、政府と東電で緊急対策本部を設置したが、少し後手を踏んでしまった感がある。しかし、ここが日本国として踏ん張りどころであり、危機を脱出して日本人の優秀さを改めて再確認させてほしい。

 TVなどでは、この事態になっても冷静に解説するところと、いたずらに危機を煽るような報道を繰り返し行っているところがある。いたずらに危機を煽り、それにより2次災害が起きる可能性と、冷静に対処しそれでも重大事故が発生して及ぼす被害を考えれば前者の方が罪作りである。

 ここは、冷静になって事態の回復を見守るしかない。それこそマスコミの使命である。もしそれが叶わないのなら政府は、非常事態宣言を早急にすべきだろう。多くの国民の人命を守るためにはそのような手段も必要である。

 多くの人が冷静に対応することにより正確な情報が伝わりやすくなり、結果的に多くの人命を救うことができる。心無いデマに踊らされパニックになり間違った行動が災害を誘発することだけは避けるべきである。