原発

 曇り、黒味が強い灰色の雲が空を覆っている。気温は、マイナス10度近くまで冷え込んでいる。


引用 NHKhttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20110319/t10014775361000.html) 

外部電源 19日にも復旧へ

冷却機能が失われ深刻な事態となっている福島第一原子力発電所では、地震のあと止まっていた外部からの電源の一部が19日にも使えるようになる見込みです。東京電力では、今の緊急事態を収拾するいわば対策の切り札としており、原子炉などを冷やす本来の安全装置の復旧に全力を挙げることにしています。

 今日のニュースの中で、東京電力の社長の言葉の中で、「未曾有の災害で起きたことで」と言うような前振りがついていた。これはTVの編集があるので強くは言えないが、災害後の東京電力の対応が後手に回った感が否めない。確かに想像絶する津波に襲われた点を考慮する必要があるが、その後の対応に間違いなければもう少し前の段階で収束できた可能性がある。

 災害を強調するのは、絶対安全という今までの強弁は何だったのかということになる。その辺りの発言は余りよろしくない。

今この時点での発言は慎重に行うべきだろう。

 この外部電力もまだまだ安心というわけではない。しかし、一筋の光明というべき事柄ではある。これからは、やはり時間との競争である。時間がたてば経つほど回復にはそれ以上の時間が掛かる。それは、まさしく日本の将来を掛けた作業である。このような事態に陥った時に、一企業の能力に背負わされているとしたら非常に危ういところに日本が居たということである。

 まさしく今までの重大事故の経験もうやむやにされ今まで過ごしてきた付けだろう。日本人は、何をすべきか、自分も含めて問われていることだろう。