岩教大

 晴れ、気温は低い、5度くらいか。


 ここの所、毎日サッカーの試合ばかり見ている。昨日は、天皇杯2回戦で、北海道教育大学岩見沢校と大阪Cの試合がBSで放送された。

 これを見るため仕事を早めに切り上げ、TVの前に座る。録画して見れば時間を気にしないのだが、やはりリアルタイムで見るのと録画再生で見るのとでは、気持ちの入り方が違うものである。

 北海道教育大岩見沢校は、コンサドーレ札幌と提携している。Jリーグのチームで国立大学と提携しているのは珍しいのではないだろうか?他のチームでは、京都サンガ立命館大学と提携しているのは知られているが。

 そのため、岩教大のメンバーに札幌ユース出身の選手が何人も含まれている。

 青春時代をサッカーに費やし、そしてそこから指導者として後進の指導に当たるというのは、素晴らしいことだと思う。

 試合は、岩教大の縦パスにセレッソがパスカットできずゴール前まで攻められる展開で始まる。セレッソは、先日の大宮の事もあって慎重な立ち上がりだったかもしれない。

 セレッソにとって相手は格下の大学生で、勝っても当たり前、負ければ野次られることは目に見えているためやりにくい試合だったと思う。そのため最初は、ある程度引いて守り攻撃に入れば、パス回しで安全に相手陣内で攻撃を組み立てるという作戦だったのだろう。少しその慎重にと少しなめた部分でミスが出て攻められた部分もある。

 そして、GKのボール処理のミスから惜しいシュートを放ち、更にキーパーの跳ね返したボールをヘディングシュートをしたがゴールから大きくそれてしまう。その後すぐ、CKのチャンスからシュートを狙うがこれも跳ね返されてしまう。最大の見せ場はここだった。

 その後、攻め込むが上手くシュートが打てず、セレッソにボールを持たれ、追い掛け回すうちにどんどん体力を消耗してしまう。

 2日前に大学リーグが有ったため選手の疲労は残る試合だったためか前半の後半には中盤の選手の上がりが遅くなってしまう。

 後半も可算に走るが、シュートまでは行かず、終盤は足をつる選手が続出した。それでも懸命に走り回り得点を入れようとするが、セレッソの上手いパス回しに得点を積み重ねられてしまった。

 見る者にとって選手たちの心意気は伝わってきた。きっと引きこもりで戦えば点差は縮まったかもしれないが、それでは2日前のタジキスタンの戦い方とかぶってしまう。

 失うものが無いチームにとって自分たちの能力を前に全力で戦った選手たちに悔いはないだろう。