スパコン

 晴れ、今日は朝の気温も高い。既に15度は超えている。日中は、夏日になりそうである。

引用 FNN(http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00201853.html
 

日本の次世代スパコンが計算性能世界1位 理研理事長「トップを目指さなくてはいけない」

民主党政権の事業仕分けの対象となった日本の次世代スーパーコンピューター「京(けい)」が、計算性能のランキングで世界1位に選ばれた。
理化学研究所野依良治理事長は、「やっぱり、科学とかあるいは技術は、トップを目指さなくてはいけないですよね。日本は、私は科学技術を先行することが、やはり生命線だろうと思っております」と述べた。
ドイツ・ハンブルグで開催されている国際スーパーコンピューティング会議で発表された計算能力のランキングトップ500で、理化学研究所富士通が開発した「京」が1位となった。
京は、1秒間の計算能力が8,162兆回で、2位の中国製のスーパーコンピューターに圧倒的な差をつけて1位となった。
日本のスーパーコンピューターが世界1位になるのは、2004年6月の「地球シュミレータ」以来、7年ぶりの快挙となる。
理研富士通は2009年、事業仕訳けの対象になったあとも、「京」の開発を続け、3月11日の大震災の影響で、宮城県や福島県の協力企業が被災したものの、その後、工場が再稼働したことで、この偉業が達成できたという。
「京」は、2012年11月の供用開始を予定していて、将来的には、気象や地震・津波影響の予測など、幅広い分野で貢献が期待されるという。

 
 これに関して、昨年事業仕分した蓮舫さんの言葉がニュースで引用されていた。そして今回世界一に成ったことを喜ぶことに終始していたがそうではないと思う。

 限られた国家予算の中で、各事業主体が国の税金で事業を行っている。無尽蔵にお金を使えるわけではない。やはりお金は有効に使うために、事業を行う人間にきちんとした目的意識を持たせなければならないし、費用も最低限で行ってこそのものである。

 世界一を目指すという掛け声だけで、だらだらと事業を継続し、お金を湯水の様に使うわけにはいかないということを国民に知らしめたことは大きなことである。
 あくまで計算速度の速さは手段であって、本来の目的はそれを使用してどのような計算をして成果を上げるかが問われるだろう。それを忘れてはならない。

 マスコミ報道は、そのうわべだけの事実をほめそやす、そして、事業仕訳や蓮舫大臣の言葉を地に落とそうとする意図が透けて見えるが、事業仕分という公開の場で、自分たちの存在意義を明らかにし、実際にそれを有言実行した理研の仕事を褒めるべきだろう。そうすれば、事業仕訳の正しさと、今後の効率的な挑戦という2つの目的を達成できるだろう。