汚染マップ

 晴れ、昨日より冷え込んだ。朝5時頃は、10度を確実に下回っていただろう。


引用 毎日新聞(http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110928ddm001040036000c.html
 

東日本大震災:被ばく年5ミリシーベルト以上で除染−−政府方針

 ◇汚染土、5県2878万立方メートル

 東京電力福島第1原発事故による放射性物質の除染について、環境省は27日、事故に伴う被ばく量が年5ミリシーベルト以上の地域を対象とする方針を固めた。年5ミリシーベルト以上の地域と年1〜5ミリシーベルトでも局所的に線量が高い場所を除染する場合、汚染土壌などの量は福島、宮城、山形、茨城、栃木の5県で、最大2878万立方メートルに上る。汚染土壌などを運ぶ中間貯蔵施設が大規模になり、立地自治体との調整は難航しそうだ。


 これがアニメなら、イスカンダルヘ「コスモクリーナー」を貰いに宇宙戦艦ヤマトが飛び立つところだろう。しかし、現実の世界にはそんなものは無く、自分たちの手を使って掃除をしなければならない。

 国会議員の理解力がどれ程か判らないが、今福島県を中心に薄くほこりのように広まった放射性同位元素を、除染のために集めてくる作業を行おうということである。

 普通の泥やゴミなどは、1か所に集め埋めた立てるか燃やすことで済む事なのだが、放射性同位元素は全然異なる。薄く広まったものを集めれば濃縮されてしまうのだ。

 広く薄く散らばっている分には、それ程影響を与えない線量であっても、それが一塊に集められれば、そこからでる放射線量は、確実に人間に影響を与える量になる。更に集められた廃棄物を更に嵩を減らすため更に純粋化すれば、究極的には放射性同位元素の塊ができるのである。

 その作業の多くに携われば携わるほど多くの被ばくを受けることになる。多くの人に薄くなのか、それとも少数の人に多くなのか選択を求められている。

 その汚染マップの地図が朝日新聞(http://www.asahi.com/national/update/0927/TKY201109270600.html

 これによると原発のある福島県から遠く離れた群馬県にも高濃度の汚染された地域が広がっていることが判る。当然、群馬県は避難区域に指定されていないため、住民は今まで通り生活しているのだろうが、この地域を除染するとなると、群馬県民は一度非難しなければならないレベルになるのではないだろうか?

 いたずらに不安を掻き立てるわけにもいかないが、こういった情報を出したことで、如何に住民に現状を知ってもらう努力をするべきか考えなければいけないだろう。