電気

 曇り、昨日の大雨も止み、路面に残った雪は圧雪されツルツルである。変なところに力が入るため、道を歩く度に足の裏が痛くなる。これは、スケートリンクを革靴で歩く状態を想像してもらえれば判る。

引用 北海道新聞http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/422812.html) 

暴風雪による影響で室蘭、登別の両市を中心に27日に発生した大規模停電で、北海道電力は28日も復旧作業を行い、停電戸数は一時約1万1千戸にまで減ったが、再び停電があり、両市など胆振管内の7市町で最大約4万4200戸が停電。同日午後0時半過ぎに室蘭市内の広範囲で再び復旧したが、不安定な状態が続いている。北電は再停電について、雪の影響で電線がショートしたことが原因とみている。停電が続く地域では、全面復旧は遅ければ30日ごろまでかかる見通し。

 電気に頼る生活が当たり前という日常を過ごしていると、それが急に失われることでどれ程の不便さがあるか感じることができる。だから電気は、安定供給されることが当たり前という心構えでは何時か後悔する。

 電気の安定供給が原発停止で揺らいでいる昨今、自分たちがどういった生活を送ることが必要か考え直すべきである。

 その一つが、電気の問題である。供給が絶たれたならどこかから電気を生み出さなければ安定した生活が送れないのだとしたら、電力会社から安定して電気を供給してもらうのではなく、自分で電気を生みだし、緊急の時に電力会社の電気を使用するというのが良いだろう。

 今なら太陽光発電が家庭エネルギーの主流だが、その電気も蓄えるにはそれなりのコストがかかる。今後、家庭用蓄電池やバッテリーに日中の太陽光発電で発電した電気を蓄え夜に使うという生活が普及するだろう。また蓄電池の一つとして電気自動車を使うというアイデアは正しい。しかし、その自動車を使っている間の蓄電が問題となるので主流にはならないが、副次的なものとして利用できれば便利だと思う。

 幸い、電気は、家庭内のあらゆるものに利用され、それを使って動くことを前提に作られているため、その電気を自家発電で賄う事が出来れば、他の、ガソリンや重油などで動く動力を利用して動かすことを考えるとメンテナンスも併せて不都合が多い分、電機一本に絞ることで管理が容易になる。

 後は、次の発電手段が太陽光だけで大丈夫かどうかという事になる。自然エネルギーを取り出す方法は、色々ある。太陽光の他、太陽熱、風力、水力、地熱などが家庭用に手軽に利用できれば良いのだが、まだこれといった方法が無い。こういった自然エネルギーを利用する技術を開発すればそれだけでノーベル賞ものだろう。