烏合

 晴れ、気温はマイナス3、4度と真冬の気温である。ただし、日中は気温が上がりプラスとなって雨という事であるので、路面はツルツルになりそうである。


引用 スポーツ報知(http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20121128-OHT1T00046.htm) 

滋賀県嘉田由紀子知事(62)は27日、大津市内で会見を開き、衆院選に向けた新党「日本未来の党」を設立し、自身は知事職のまま代表に就くことを発表した。「卒原発」を前面に打ち出して国政に進出する嘉田氏に対し、「国民の生活が第一」の小沢一郎代表(70)が呼応。「合流して一緒に選挙を戦う」と、生活の解党→合流を決めた。「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」も合流方針を確認。「みどりの風」も連携を決定するなど、共闘の輪が一気に加速した。

 昨日も書いたが、政治を家業としたい人たちの集合離散が激しいため、何が何だかさっぱりわからない状況になってきた。これが日本人の民度を反映しているということなのだろう。

引用 朝日新聞http://www.asahi.com/politics/update/1127/TKY201211270423.html

野田内閣は27日の復興推進会議(議長・野田佳彦首相)で、東日本大震災の復興予算の流用問題について、2011、12年度予算の11府省35事業、168億円分の執行を止めることを正式に決めた

 これも、政治家と官僚が選挙前の最後っ屁のようなもの。既に関係ない項目で使い切った後にこれを発表してもという状況。官僚も、日本のためというより、予算を使い切るために無理やり色々なところに使い切るという役人根性が染みついた結果、またそれに乗った大臣は、ただの使い走りであることがまたもや露呈した。

 最初の、政党主導の考えは何処に消し飛んだのだろう。その志の低さにあきれ返るばかりである。

 こうして組織は弱体化し、その組織自体が跡形も残さず消えて行くのだろう。


 それにしても、今の政党のあり方に憤りをもつ支持政党なしのグループの投票行動が今後を左右する。ハッキリ言って白紙投票が唯一の選択肢しかない。それが本当の意思表示になるだろう。

 しかし、そうすると一定の基礎票を持つ、公明党共産党ががぜん有利になるというジレンマがある。一時期共産党が、普通の政党に脱皮するかと期待させたが、結局古い組織体質に引っ張られまた元に戻ってしまった。更に昔ならそれなりの優秀な人材が居て政策に明るい人もいたのだが、そういった人材も入ってこないか排除されたのだろう。出てくるのは政策に明るくない人材ばかりになった。

 

 他の政党は、なぜこんな人が政治家としているのというような人ばかり、良くも選挙で選ばれたという人が党首を名乗っていたりするので片腹痛い。

 そういう状況だから結局は投票先が無いという事になる。棄権しても政治は良くならないし投票しても変わり映えしないというのなら果たしてどういう行動が正しいのか迷うだけである。