古田選手の事

 晴れ、朝日が東の空で顔を出したところである。気温はマイナス10度以下。非常に寒い。


 昨日は、祝日でお休みだったのだが、仕事で帰ったのが昼過ぎ。その後、買い物などに出かけたために夜は既に眠気満載でうつらうつらしてしまった。

 

 そして、その中で見たのが札幌の古田選手の復帰である。以前の報道だと99%移籍するという報道だった。この時期に練習に参加させて置いて、普通ならキャンセルは無いと思うのが正直なところである。

 札幌にとって、既に古田選手は、いない想定でチーム編成を進めていたところでの話なので、好いように考えれば、新加入選手が一人増えたと思えば戦力アップである。ただ、あの時期のスイス移籍の話の時は、裏切られたような複雑な感じだったので、正直未練が有って別れた彼女が、またお付き合いして欲しいと言われたようなものである。好きなのだから嬉しいのだが、何かのわけあって自分の元から一度離れて行ったのだから素直には喜べないというところだろう。まあ、結論を言えば、元々嫌いな選手では無いのだから試合で活躍してくれれば嬉しいのは間違いない。

 ただし、古田選手は、U-18の時に特別指定選手で札幌に加入した期待の星であった。それなりに見せるものが有ったが、今一伸びてこなかった。札幌が出て行った若手で、吉原、山瀬、今野、藤田選手の中では、本当に移籍して大丈夫という状態だったのは間違いない。

 まだ、攻撃の思い切りとか守備の対応とか、代表クラスになるには大きな壁が有った。他の若手のJリーガーがどんどん海外に移籍しているが、結果を残している選手とそうでない選手の割合でいえば、やはり結果を残している選手の方が多いだろう。その残りの結果を残さず消えて行く選手に近い所にいる様で、まだ海外移籍は早いという感じであった。

 しかし、海外移籍をする選手の殆どがU-23位の時期に行かないと、海外への道は本当に厳しい状況になるのは古田選手も感じていたのだろう。それが今回の事に繋がっていたのだろう。

 後、残された道は、日本代表に呼ばれるくらいの実力を見せ、更に国際大会で活躍することしか海外へ移籍しても結果を残すことは不可能になって来る。まだ、日本人選手の実力の評価はそこまでの所である。


 という事で、古田選手は、札幌の顔として活躍し、来季札幌をJ1に昇格させるようなプレーをし続ければ、国内移籍も可能だし、日本代表の芽も見えてくる。本当に活躍することだけが自分の将来を決めることを忘れないでプレーして欲しい。