レコンビン選手加入

 朝4時頃から降り始めた雨が、今は強い降りに変わってきた。この先もっと激しくなるらしい。

 コンサドーレ札幌に加入した、レコンビンが話題である。日本初のベトナム代表Jリーガーであるのでそうならないとおかしいだろう。

 今は、話題が先行しているが、期待通りの活躍をしてもらえれば、札幌の実力も上がるし、今後のJリーグの活性化につながるだろう。

 ただ不安なのは、前目の補強が多いという事である。最近の失点は、DF陣のバランスの悪さであったり、マークミス、気の抜けた時間帯があるという、不味い状態が続いている。

 もう一つはボランチの不安定さである。河合が抜けた後、DFリーダーが不在で、どうしても意思統一に欠けるきらいがある。まあ、河合が居てもそれは変わらないかもしれないが、チームが若い、それは年齢と関係なく、ベテランでも年季の入ったプレーというより危機察知能力の欠如が見られる。

 

 その点でいえば、後ろの選手でキーマンとなれる選手が居れば申し分ない所だったが、そうでは無く前目の選手ばかりというのが札幌の現状である。

 例えば相手に得点を取られたら倍取り返すといような攻撃陣だったら良いのだが、中々エンジンの掛かりが遅く、どうしても不完全燃焼する時の方が多い。

 レコンビンが得点を倍とれるような選手だったら嬉しいが、J2とはいえ、それなりに上位チームは守備が固い。更に下位だからと言って簡単に点数を取らしてくれるチームは無く、前節の富山のように、下位と思って安心していたらしっぺ返しを食らうという、札幌も本当に強いチームでは無いのが本当のところである。

 

 ただ、期待通りに活躍してくれるのなら、今年の目標である6位以内は、ある程度達成可能である。上位2チームを除いて下は、どんぐりの背比べのような状態なので逆に下位に沈む恐れもあるが、この先、期待を持たせてくれる出来事である。