「明日、ママがいない」

 晴れ、気温はマイナス17度。今日も冷え込んだ。以前も書いたが、このマイナス17度という気温は、身近なものでいえば、冷蔵庫の冷凍庫がマイナス18度くらいなので、朝のこの気温は、丁度冷凍庫の中にいるようなものである。

 ちなみに、人間の体温は36度前後だから、その差は、54度もあるという事に成る。普通の人間ならこの温度の中、服装にもよるので一概に言えないが、軽装で居れば数時間で凍死してしまうレベルである。

 そんな中でも、通勤、通学している北海道人は凄いと言えるだろう。まあ、この寒さの中軽装でいる北海道人もいないのだが。

 話は変わる。

 水曜日放送された、「明日、ママがいない」というドラマ、芦田愛菜ちゃんが久しぶりにドラマに出るということで録画して見た。感想は、子役の演技力と比べて周りの役者が大根過ぎて笑えてしまった。ただ子役たちの演技も、少し声を張り上げる場面が多かったりするため学芸会のように見える時もあった。

 宣伝文句でつられ、ドラマを見た感じでは、少し演出過剰の部分で裏切られた気もする。其れよりもドラマを撮影する時間も限られているのでやっつけ仕事の感が大きい。

 それと、子役の衣装が少しかわいすぎるだろうと思った。これがドラマの子役の演技とかけ離れた印象を与える。きっとどこかの子供服メーカーとタイアップして衣装提供してもらったため、演出にあった衣装を考え切れていないのだろう。あるいは、タイアップしたメーカーがこのドラマにあった地味な衣装をそもそも作っていないのだろう。

 切り口は、昔の日テレ制作だった「家なき子」の流れを汲むものなのだろうが、暗い話の中に少しお笑い的な部分を持ってくるところがツボなのだろうが、少し空回りしている。

 第一話は、今後ドラマを見続けてもらうようにかなり予算を掛け、丁寧な作品作りをするものなので、今後、手抜きが見られるようなら視聴率という点で厳しいだろう。

 扱っているテーマは、子供と親の愛情という部分であり、上手くはまれば多くの人を引き付けるものであるのだから、今後の展開の仕方いかんというところなのだろう。

 早速、このドラマの役名から批判が出ているようである。きっともう少しひねりの効いた名前も付けれただろうが、子供が直接呼び合う名前なのでストレートな表現を用いたのだろう。その点については、今後の話の続き如何では、少し尾を引きそうである。きっと次回の冒頭で、表現方法のお詫びをテロップで流して終わることだろう。

 このドラマが、日テレにとって「家政婦のミタ」のように大ヒットするかは次回に掛かっている。