安倍政権

 晴れ、朝の6時で気温は15度、日中は30度を超える真夏日に成りそうであるというより成る。

 自民党は、安倍政権の陰に隠れてしまい、主だった発言が殆ど聞かれない。昔なら長老と呼ばれる人たちが何かかしら話していたのに。

 そういう意味で、一党支配というよりも大統領に近い扱いを受けているように感じられる。それも今の自民党の議員が首相に刃向えば次の当選は無いと無意識のうちに感じているからだろう。

 それに比べ野党の元気の無さは異常である。民主党は、あの馬鹿さ加減に国民はあきれ返ってしまいここ当分は浮上のきっかけを掴むことは不可能だろう。党首の名前すら出てこない雰囲気である。

 他の野党もそういった点で同舟呉越というところであり、日本維新は、党が分裂したという話題も1日で消えてしまった。橋下さんも昔の期待感は国民から消え去り、地方政治家に成り果ててしまった。というかあの一時期の追い風は、国民が騙されていたというしかない。それに気付かれてしまった今再浮上の芽はあるのかないのか不明である。

 日本の政治は、ある意味停滞期に陥りかけており、首相だけに全てを丸投げすることで中身そのものに国民は無関心に成りかけている。今の時代は政党にとって危機的状況だろう。

 今後、日本のかじ取りをできるような政治家が続いて出るかというと疑問である。今の首相が我が物顔に振る舞っている様を、次に変わる人間がしたとしたら総スカンを食らう事は間違いない。

 権力者の次にその座に座る人間は、前の権力者への非難を一身に受ける時期が必ず来るからである。その時に同じ振る舞いをすることはできないのは、どの世界でも同じである。

 次の衆院選まで日本の政治は、安倍首相が担うのは国民の中の同意不同意に係らず既定路線に成りつつある。幾ら、憲法解釈に異議を唱えようともそれを覆す術は何もない。

 きっとこのままの形で押し切られるであろう。それをもって安倍政権が終わるのかそれとも長期政権を担うのかというところであろう。