夏本番

曇り、気温は20度。すっかり夏の朝らしくなった。

 日中は30度超えるかもしれない。日射病や熱中症には注意が必要だが、当方、日中は殆ど外に出ないし、クーラーの効きすぎる温度管理された部屋にいるため夏を感じていないのが本当のところである。

 本当なら真夏の日差しの下で日光浴をしたいのだが、それもままならないのが嫌なところである。これは本当にない物ねだりに近い。きっと日中暑い所にいなければならない人にとって、涼しい所で仕事をしたいと思っているだろう。上手く人生は回らない。

 それにしてももう7月である。後、5か月もすれば冬がやって来る。あっという間に来るというのが信じられないのだが、12月になって7月を振り返るとあっという間に来たと感じるだろう。

 そろそろ、自分の人生の残りを考える時期が来て、何の成果も無く一日を終えると時間を無駄にしたのではないかと思うようになってきた。それも年老いたという事だろう。そんな時は思いっきり休んでしまえば良いと思うのだが、なかなかそう簡単に自由にできない所がつらい所である。

 自分の人生なのだから自由に残りを生きれば良いと割り切って考えるような、同年代の周りの人間は皆考えているようだ。しかし、その自由に生きると言っても簡単ではない。人生60年と決まっているならそこを目指して生きて行けば良いのだが、人間どれだけ生きられるのか先が見えない。どれだけの期間自由気ままに過ごせるか判らないから、そこに飛び出せないのだろうと思う。

 人生を振り返ってみれば、本当につまらない人生を歩んできたのかもしれない。それが運命と思えば良いのだろうが、それは死ぬ間際のことだろう。