準々決勝

 曇り、気温は15度半袖だと肌寒い。

 漸く痛めていた腰も治りかけてきた。やはり年を取ったという事である。若い頃無理できた体も寄る年波に勝てないということである。

 ということで今日も朝からW杯の準々決勝、ブラジル対コロンビアを見ていた。この試合、もしかするとブラジルが負けるかもと思ってみていたが、前半早々CKからブラジルが得点した後は、終始ブラジルペースで試合が進んだ。何かコロンビアが格上の相手に対して遠慮があるように見えた。本人たちは決してそんなことは考えていないのだろうが、あの先制された後、ブラジルの落ち着きと対照的にコロンビアのこの試合負けるかもというオーラがTVの前の自分にも感じさせたのだろう。

 そのため、コロンビアの攻撃が目に付き始めたのは後半からになってしまった。それもブラジルが少し引いて自陣を守り相手に攻撃させ、その隙にカウンターを狙うという作戦のような、いつも通りの見についた動きになり、漸くコロンビアの攻撃が目立ったというべきだろう。

 そしてFKからブラジルが追加点を入れ試合は決まった。後半終了間際にコロンビアがPKで一点を返し、同点を狙う攻撃を見せたがそのまま試合終了した。

 試合は、全くもって面白くなく、見ながら別の事ができる状態で、何時得点が入るかハラハラドキドキの展開とはならなかったからである。

 

 これで、地元ブラジルが準決勝進出を決めた。選手たちもほっとしただろう。更に決勝に行かなければ国民が許さないだろうが、次の相手がドイツということで、簡単に決勝に進めないことは間違いない。どいつもフランスと戦い1-0で勝ちあがっているので楽な戦いをしているわけでは無い。両者ともその肉体的にも精神的にもその疲労は相当あるに違いない。

 次の準決勝に勝っても決勝を戦う力が無いかもしれない。この対戦の勝者がすんなり優勝というわけでは無いが、この両者は、選手それぞれでは無く、環境から作られる勝者のメンタリティを持っていることは間違いなく。次の勝者が優勝する確率は相当高いと思う。

 明日は、オランダ対コスタリカとベルギー対アルゼンチンの試合がある。間違いなくオランダとアルゼンチンだと思うが番狂わせがあるだろうか?