今日の出来事

 晴れ、気温は12度。

 今朝のランニング中、軽い肉離れを起こしてしまった。これからシーズンインというのに残念な結果である。まあ、これで飯を食っているわけでは無いのでそれ程問題では無いのだが、その代り今までのように食事をしていたら太るだろうから食事制限をしないといけない。それの方がつらい。


 そんなことで朝の新聞を開くと札幌の財前監督が解任というニュースが掲載されていた。自分では監督交代もやむなしと思っていたが、解任するなら時期を逸したと思う。監督としての限界はシーズン開始から出ていたわけでそれでも続けていたので今シーズンは無いと思っていた。

 本当なら道内出身の監督として上に上がって欲しかったが、これだけ能力を持った選手たちが居て使いこなせないところに問題があった。それは、運不運も有ったと思うが、指揮官としての勘が足りないかった部分とやはり選手たちのモチベーションを上げる工夫が外から見えてこなかった。それは、生まれながらの資質というものだろう。その自分の良い所を表現できなければどんな組織でも簡単に崩壊する。

 選手として世界に通用すると言われていたが時代が有り、怪我で挫折し、そして札幌でコーチ時代を経験し、石崎監督の時に福岡に移籍し、急に監督として札幌に戻り昨年は少ない戦力でそれなりの成績を上げた。

 

 その貯金を今年になって全て使い果たしてしまったのは残念だった。本当なら去年の選手たちが90分走り切れる体力が有ればそこそこの成績を残せたろうし、そこに若手を加えチームを成熟させるチャンスだった。

 しかし、今季は内外からJ1昇格のプレッシャーを加えられそれに対して大胆な采配を振るう事が出来ず。札幌の遅効からボールを保持して相手を弱らせ得点を取るという作戦が、ボールを奪われ自分たちの体力が奪われるという試合が続き、それを乗り越えるだけのアイデアをとうとう見せることが出来なかった。

 去年下位だったチームがそれなりに力を付け上位に顔を出しているのに、札幌はそれなりの補強を繰り返しながら今の成績というのはそれなりに責任問題である。監督だけでは無く、チーム全体の責任でもあるが、最初に責任を取るのはやはり監督しかいない。

 このまま続けても集客に影響が出る様では今後のチーム存続の危険度から言えば何らかの手を打つ必要が有った。その一つが今回の件だろう。

 次の監督は、愛媛で監督をしていたバルバリッチ氏という事であるが、果たして札幌を急に上位にさせることができるかと言えば賭けに近い。そしてユーゴスラビア出身と言えば、昔監督だったイバンチェビッチさんを思い出す。かれも最後ノーアイデアといって去っていったが、そうならないことを祈る。