札幌

 晴れ、気温は11度。そろそろ冬囲いの時期。

 今週は、台風19号の影響でそれほど天候は良くないという予報である。今日は、厚別で札幌の試合があるが、これだけ風が強いと試合は難しい状況になるだろう。どちらにそれが味方するか判らないが、以前ホームの試合でやらかした経験がある札幌は、今回地の利を生かして戦えるのかどうだろう。


 テレビは、日ハムの話題ばかりで今日厚別で試合があることを一言も言わなかった。J2の中位に甘んじ、小野選手も怪我で出場しないとあれば、みんなの関心もそれまでという事である。小野フィーバーも既に終わったということだろう。

 まだ、今季は終わっていないが、スタートは、中位ぐらいの成績だろうと開幕前は予想していた。目標は6位以内。その目論見も、スタートこそ順調だったが、その後勝ったり負けたりと連勝が無く、夏に一時的に6位に上がったと思ったら思わぬ4連敗で、その位置を維持することなく今の状況である。

 誰が悪いというわけでは無く、去年の財前前監督が上手く行ったため、一緒に成長できるかと思った思ったところ2年目に入り、それ以上の上積みを持っていなかった。何故どうしてという疑問もあるが、それも才能なのだろう。

 折角次にステップアップするチャンスを与えられながらそれを達成できなかった未練は大いにあるだろう。それで終いに成らずどこかで飛躍してほしいと願うばかりである。

 前監督の失敗の原因は、やはり去年の選手の活躍がそのまま維持され故障なくシーズンを通して活躍できるという前提のもとチームを組み立てたことにある。

 やはり選手も人であり、能力に限界はある。成長できるのも年齢との競争で、成長できずに同じ状態か、成長しない場合もある。

 今季は、やはり期待した若手が怪我や伸び悩みで思うほど活躍できなかったという事に尽きる。今出ている、奈良、荒野、中原などは、もっと最初から活躍して良かった。

 

 しかし、監督の方針からか、開幕からベテラン中心で上手く勝ちを拾おうとし過ぎた。勇気を出して若手を使っていればと思う。ただ、それも運としか言いようのない部分があるが、去年あれだけ若手を抜擢したのに少し考えが消極的だったことは否めない。

 残りの試合で今季の成績が結果どうなるか不明だが、6位以内に滑り込むことが出来れば御の字だろう。来季に掛けるしかないところまで来ている。

 

 来季は、人件費にお金を掛けるとい事だから、バルバリッチ監督の元来季こそは飛躍してほしい。