晴れ、気温はマイナス13度。
路面は、氷が表面を多いスケート場のようになっている。昨日はその氷で両足を掬われ、後ろから道路に転んでしまった。朝方だったので誰にも見られていなかったが、思わず声を出してしまった。
幸いにも、頭の骨が厚いので救急車を呼ぶことは無かったが、これが普通の人なら骨折ということも有りえただろう。ただ、その後の日曜日は寝て過ごす事になってしまったのは残念だった。
話は変わり、すっかり周りは正月モードに突入してしまった。その前にクリスマスがあるので今が盛り上がりの頂点に達したと言っても良い。世間は浮かれていながらも安心して年の瀬を迎えられない国も存在する。
改めて日本は平和だと思う。犯罪は絶え間なく起こり、それなりに血なまぐさい事件が起こるが、それでも幼い子供が、主義主張のために多数殺されることは無い。街中をシュプレヒコールを上げながらデモをする人たちの姿もなく、買い物客で人は溢れている。
その象徴がこんなニュースだろう。
引用 NHK(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141220/k10014151241000.html)
開業から20日で100年を迎えたJR東京駅で、記念のICカード乗車券「Suica」が発売された際、少なくとも9000人が殺到して発売が途中で打ち切られました。
東京駅ではこれに納得がいかない人たちがJRの職員に詰め寄るなど、一時、大混乱となりました。
この現場をスマホか何かで撮影した映像を流していたが、駅員に詰め寄る姿は明らかに餓鬼である。目の前にある餌の前に抑制が効かずうなり声を上げる輩に対して対応する駅員の数が少なすぎた。
騒げば騒ぐほど混乱は続き、本来獲得できたであろう者は獲得できず、更には騒ぎを煽る輩も存在する。人間の浅ましさの発露だろう。
人間の本質は同じである。騒ぎを一種の娯楽と考え他人をも利用する。自己主義は、パキスタンの反政府勢力が子供たちを銃殺することに通じる。自分の私利私欲は、まさしく拡大すれば自分たちの主義主張以外受け入れないという所に容易に辿りつく。
そしてその主張の間に挟まれた声なき者、力の弱いものは圧倒され潰されていく。そこにあるのは、どちらかが正しいかという自己主張しかない。
日本の東京駅の騒ぎでは、自分の利益を得るために何をしても許されるという隠された欲望が集団化したことで暴徒化したに過ぎない。それでも抑制されたのはまだ歯止めが効いたからである。