日本代表 イラク戦

 晴れ、気温は15度。風はあるが初夏の陽気である。


 昨日は、日本代表の親善試合があったが、相手のイラクが今一つの出来で試合としては平凡であった。今の時期、ヨーロッパ、南米などから日本相手に試合をしようと言う国は余り無く、どうしても相手探しが上手くいかないとこんなことに成る。

 これでも、W杯予選のシンガポール相手だとこの程度の調整で良いのだろうがちょっと気に成った点を、テレビで試合を見ていての感想だが少し書いてみる。

 日本のセットプレーのキッカーだが、昨日は本田が全てけるというのではなく、何人かの選手が蹴ったのだが、やはりゴールが決まるというような期待感を持たせてくれる選手はいなかった。遠藤辺りが居たころは、何か決まるのが半々という気持ちで見ていたのだが、本田が蹴るようになってからはその期待度も下がり、99%ゴールはできないでしょうと言う気持ちにさせてしまった。

 日本の課題は、決めることのできるキッカーの存在だろうと思う。その点で適任者はJリーグを見てもそれ程いない。J2千葉の中村などは良いキッカーだと思うが、代表で選ばれなければ蹴ることもできない。

 もう一つの不安はやはり守備である。昨日は、ボールを持った相手に対して2,3人でプレスを掛けに行っていたが、交わされた後にピンチを迎えていた。

 相手のパスコースを塞ぎながら追い詰める守備が出来ていない。日本代表に成りそれなりの才能がある選手達ばかりなのにあれだけ守備が出来なければ問題である。

 攻撃の縦のスピードは、もう少し強い相手とやらなければ判らないだろう。今回の相手は、本当にぼろぼろだったので参考に成らない。

 後半途中から、岡崎、本田、宇佐美から、永井、武藤、原口と変わったが、縦へ急ぎ過ぎていてコンビネーションが合わなかった。一人一人は良い選手なのは判るが緩急も必要だろうと思う。

 この層が、常連を脅かすことができないと何年か後には厳しい未来が待っている。