春雪

 曇り時々雪、気温はマイナス3度。

 5時ごろから降り始めた雪で外は一面真っ白になった。それも3、4センチ積もったので道路はまるで白い絨毯が惹かれたようである。

 朝早く出かけると雪が降り始めた時の足跡は消えそうになり、その上をまた別な足跡が通り過ぎる。犬の散歩であろう大人の足跡と犬の足跡が連れ添って歩く姿が目に浮かぶ。

 更に、急ぎ足の足跡、ゆっくり散歩をしているような足跡からその人が何を考えていたのだろうと思う。その心の中までは判らないが、足跡が物語を表している。


 この雪も今週限りで、来週からぐっと気温が上がるようである。それで北海道の冬は終わりを告げる。既に本州では桜の開花シーズンを迎え、春真っ盛りだろうが、北海道は違うのである。



 そうして今週末は、ドームでコンサドーレの試合が行われる。 果たしてどんな戦いをしてくれるだろう。今週は、終始寒く満足な練習が出来なかったかもしれないが、この試合を勝ちきることがJ1昇格に向けた勢いを作る。

 前節は、攻撃のリズムは悪く、得点の匂いがしないところから得点が入り勝利を収めることができたが、今節は果たして攻撃のリズムを作り出すことができるだろうか。何時も目立つパスミスを減らす努力をこの試合は望む。それが減ればある程度シュートチャンスも生まれることだろう。

 相手の京都は、ホームゲームで良い思い出が余りない。自分が直接見たゲームで京都に勝てたのは、函館でのゲームだった気がする。それ以外は、山瀬のシュートや大黒に決められたシーンばかりがドームの試合では思い出させる。

 幸い、大黒は既にいなく、あの頃居た選手は山瀬位になってしまった。京都もずいぶん選手が入れ変わりスタートダッシュに失敗しているようなので、昇格候補の相手を叩いて置くことに越したことは無い。

 春先のキャンプの影響か怪我の選手もチラホラ出てきているが、その選手の代りに出場する選手は、実力を120%くらい発揮してレギュラーの座を奪うような活躍をして欲しいものである。