ルヴァンカップ 対セレッソ大阪 0-2

 曇り、気温は16度。今日は雨が降る予報である。

 昨日はルヴァンカップの試合が札幌ドームで行われた。結果はご存知のように0-2で敗れたわけで、前半で2人が故障で交代という戦術もなにもあったもんじゃないというところか。

 そこから引き分けに持って行くチーム力があれば良いのだが、残念ながら得点は取れずじまい。本来ならここで若手が活躍し、リーグ戦に出場してもらいたいのだが、何となくこのまま成長しないで終わるのではないだろうかと心配になる。

 コンサドーレの若手が中々成長しない理由がきっとどこかにあるはずなのだが、そこを解決しないと始まらない。その最大の理由は、ユースから上げる時に今後の成長度合いが不透明であるということなのだろう。

 

 すべての選手が大当たりなら文句を言うまでもないが、実のところ20代で成長するしないというその人が持つ成長曲線の度合いが違うのだろうと思う。

 10代の頃にグンと伸びてそこから伸びが止まる選手はユース世代では活躍するだろうが、その後消えていくというのは日常茶飯事であり、100人有望選手が居てトップレベルは10人に満たないのだろうと予想する。その予想は、概ねどの職業でも言えるのだが、職業によっては30代で伸びても社会的には通用する。

 しかし、こういったプロスポーツ選手は、20代で成長のピークを迎えてそれを維持して30代まで活躍するという期間勝負があるため、人生の過ごし方という意味で難しいのだろう。

 この先やはり心配になるのは、彼らがこの先解雇され次の人生に何を選ぶかということだろう。しかし、この数年間で経験したことはどの社会人にも無い経験を積んでいる。それを生かすも殺すも自分次第だということを覚えておいて欲しいものである。


 ということでJ1に久しぶりに上がり、中々上手く歯車が回っていかず歯がゆい時間を過ごしていると思うが、自分たちが変わらなければ結果は帰ってこない。そろそろチームの中に不協和音も生まれてくる頃である。それは監督の作戦であったり選手の起用法など細かなことで軋轢が生じる。

 この時期に選手補強を行っているが、補強した選手が思ったように活躍しなければ次は監督交代の劇薬を投じることになるだろう。

 

 次の清水、大宮戦の結果いかんによっては監督交代も止む負えない。というところまで来たということだろう。