梅雨明け

 曇り、気温は21度。明日からまた気温が上がるという予想である。梅雨前線も抜け本州も梅雨明け宣言が出そうである。

引用 ビッグローブhttps://news.biglobe.ne.jp/domestic/0711/hkd_170711_1800309342.html

石狩管内は10日、札幌市で今年最高タイの33・2度を記録し、4日連続で最高気温が30度以上の真夏日となった。札幌管区気象台によると、7月上旬に真夏日が連続4日以上続くのは1892年(明治25年)以来

 125年振りというニュースを聞いて、自分はまだこの世に生まれていない頃の話ということである。それ程暑いということになる。この暑さの原因は南の太平洋高気圧の張り出しが強いということになるのだが、これも偏西風の流れの影響があるのだと思う。

 偏西風の蛇行は、しばしば寒気と暖気の境目を移動させる。特に冬はその影響が強く局地的に零下が続くということがしばしば起きる。夏についてはやはり暖かい空気の境界が北寄りに動いているということである。

 このことが直ちに地球温暖化の影響とは言えないが、今までの偏西風の動きがある程度なだらかだったものが極端に変動すれば各地に異常気象をもたらすのは当然である。更に温暖化により太平洋の水温が上がれば台風の発生も多くなるし勢力の強い台風になる。

 今年は、記録的な大雨により九州地方に被害を与えたが、極端な気温差は大きな被害をもたらすことの一つであろう。

 大気は必ず平衡になるように移動する。極端に気温の高低差のあるところが出来れば、その気温差を埋めようと大気は動く。その気温差が大きければ大きいほど極端な結果をもたらす。

 この夏は、予想以上に暑い日が続くと思われるし、大雨も局地的に降り注ぐことが多くなるだろう。更に台風による被害も予想される。正し太平洋高気圧の張り出しが強ければ強いほど日本列島より西側にずれるのでもしかすると台風の通り道に変化が出る可能性もある。

 風が吹けば桶屋が儲かる的な話が気象上にも表れる。誰かのくしゃみで大きな台風が発生している可能性も無きにしも非ず。ただし、その変化は相乗的なものであり、特定の誰かのくしゃみが原因となることは無い。