事故

 曇り、気温はマイナス6度。

 丁度今の時間が薄暮の状態で車の通りが見にくい状態である。こんな状況の時に事故が起こるのは良くわかる。自分も丁度、横断歩道を渡ろうとして、右折車がいたのでそのまま進んだところその陰に黒い軽自動車がいたのを見落としてしまった。その車は、勢いよく止まらず自分の前をすり抜けていったのだけれども、危うく引かれ掛けた。

 自分の過失の割合は当然車が来ているのに渡った自分が悪いのは承知だが、飛び出した歩行者がいても尚、自分の目前を通り過ぎる車のいることに驚いたわけである。

 今朝、高齢者ドライバーの免許返納の話題が出ていた。それはつい最近高齢者が車道を逆走して高校生2人に重傷を負わせた事故があったばかりだからである。

 その例にもれず、歩いていても認識が足りなくて危険を察知できない自分も高齢者の危険運転と変わらない危険歩行ということになる。何時もは車通りもほとんどない時間帯であり車が来ることを予想していなかったことが原因の一つなのだが、それでも周囲の状況を確認せず横断を開始してしまった自分の行動が自分でも信じられないのである。

 人間そんな危険なことがあったら驚いて震えるものだと思ったら、何故か笑いがこみあげてくるのは不思議なことである。人間危険なことがあると笑ってしまうものだとつくづく思ったわけである。

 しかし、時間をおいてみるとやはり自分の感覚が少し緩んでいるのを実感する。こういった危険な事は、やはり同じ場所で2度目である。今度同じことをしたらきっと事故に確実あうことだろう。

 一日の始まりとして何と残念な始まりだろうと思うが、命があるのを喜ぶべきで、反対についているということなのだろう。