銃乱射、危険運転

 曇り、気温は11度。気温は高いが風が強い。乾いた落ち葉がアスファルトの道路をカラカラ音を立てて転がっていく。

引用 読売新聞(https://www.yomiuri.co.jp/world/20181108-OYT1T50137.html) 

カリフォルニア州ロサンゼルス近郊のサウザンドオークスにあるレストランで7日午後11時20分(日本時間8日午後4時20分)頃、男が銃を乱射し、地元警察によると、若者や現場に到着した警官を含む少なくとも12人が死亡した。負傷者は十数人に上り、さらに増える可能性もある。

引用 日本経済新聞https://www.nikkei.com/article/DGXMZO37461180X01C18A1CC0000/

神奈川県大井町東名高速道路で2017年6月、あおり運転で停止させられた夫婦が死亡した事故で、起訴された石橋和歩被告(26)の弁護人は7日までに、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)と予備的訴因の監禁致死傷の両罪とも無罪を主張すると明らかにした。横浜地裁での裁判員裁判は12月3日に初公判の予定。

弁護人は停車後の事故に危険運転致死傷罪は適用できないと主張。同罪が成立しない場合の予備的訴因として、横浜地検が起訴後に追加した監禁致死傷罪についても「時間が短く、監禁の意図があったといえるのか疑問」と争う方針という。


 アメリカのこういった事件にさほど驚きはなくなってきた。アメリカの日常風景の一つに銃乱射事件がなってしまったということなのだろう。これ程銃乱射が起こる国は、国内でも戦争を行っている内戦状態にちかいのではないだろうか。それでも銃規制を行わず、銃には銃で立ち向かうのが正義と信ずるのならそういった事件で命を落とすこともやむ負え無しと考えているとしか思えない。銃犯罪に対処して命を落とすのも護身用の銃を身に着けていなかったことの自己責任という論法なのだろう。犯罪を防ぐ役割を負う警察も一般人が銃を携帯している前提で市民の命を守ることを義務付けられているのならこういった犯罪を防ぐのは無理と感じているだろう。

 日本でも自動車の危険運転致傷罪や飲酒運転にしても厳罰化され収まったように感じていても普通に飲酒後運転するようになっていれば厳罰化の意味は薄れてくる。かえってその罪を逃れようとあの手この手で弁護されるとかえって見苦しさが強調され嫌気がさしてくる。

 自分の罪を軽くしたいという気持ちは誰にもあるだろうし、弁護士もいかに自分が有能であることを示すために、それによりこれからの食い扶持を稼ぐためには必死になる気持ちはよくわかる。しかし、法律の専門家が法律の抜け穴を突く行為が称賛されるというのはどうなのだろう。ある意味、法律を一番守らないのはそれを知っている弁護士なのかもしれない。