インフルエンザの流行

 曇り、気温はマイナス7度.今日の昼頃から晴れ間が出てくるようで、センター試験を受ける受験生にとって良い条件である.これまでの成果を100%発揮して欲しい.

 

 

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昨年末からインフルエンザの流行が起きているが、今月に入って更に流行が続き、インフルエンザの警報がでるまでになった.

果たしてこの流行の原因が何なのか知りたいところである.インフルエンザの予防接種は毎年行われかなりの人が接種を受けるようになったが、全てとは言えない状況である.

予防接種を受けない人が国民の半分以上いるとするなら、やはり日本に暮らす人の免疫獲得率が低下している可能性が高い.

何がその原因なのか、考えられるとしたらインフルエンザの変異により免疫効果が獲得できていない人が大多数となっているのだろう.

もう一つ考えられることは、日本に住む人の免疫力の低下だろう.予防接種に関わらず人は外部からのウィルスに対して免疫機構が働くようになっているが、その免疫機能が弱まればウィルスの侵入を防ぐことはできない.その低下の原因は、生活環境の変化ではないかと思う.

高度成長期から日本人の食生活は改善し、栄養不足の割合は極端に減っている.その中で食事による影響ならやはり偏った栄養バランスと食品添加物の影響が考えられるがそれほど影響を与えているようには思えない.

環境の関係でいえば、排気ガスなどの大気汚染により、絶えず呼吸器系にストレスが加わりウィルスの侵入しやすい状態になっている可能性も考えられるが、今の大気汚染は、以前よりも浄化されてきており最近悪化しているわけではない.

 

最近、抗インフルエンザ薬が登場してるため、劇症化することは無くなっているが、それが悪さをしている可能性も考えられる.インフルエンザの症状が無くなってもウィルスは体内から消えていないので、そのまま活動すればインフルエンザのウィルスをばらまいている可能性がある.普通なら高熱で寝ている人が症状が治まるため平気で混雑した街中を歩いていれば、それはまさしく歩く細菌兵器である.安易な症状改善は、両刃の剣である.