曇り、気温は2度.風があるせいか寒く感じる..夜には雪が降るらしい.
ブルネイは、東南アジアの国である.そこで同性愛者と不倫をした者に対して死刑にするという法律ができたというニュースである.
その処刑方法が投石というもので、この記事を見て思うのは、聖書の中にあった物語である.
姦淫の罪で捕らえられた女に民衆は石打の刑に処せよと騒いでいる時、イエスは「あなたがたの中で罪のない者が、まずこの女に石を投げつけるがよい」といったという話である.
これももしヒートアップした群衆の前で普通の人が言ったなら、一緒に石を投げつけられたことだろう.
この話の中では、群衆はイエスの言葉を聞き入れその場から立ち去ったことになった.この時からイエスは一目置かれる存在だったことを伺わせる.
話は、あれだが石打の刑というのは、Wikipediaによると古代から行われている処刑方法であり(イエスキリストが存在した時代から)、下半身を地面に埋め、身動きできない状態にして置き、その罪人に手で握れる大きさの石を投げるつけるというものである.想像するに痛そうな処刑方法で、それにより死に至らせるまで行うのだから残酷である.
そういった死刑方法の是非とは別に、同性愛者と姦淫を犯したものというくくりで処罰を受けるというのは、昨今のLGBTの権利を認める流れができつつある世界の情勢に対して抵抗する行為に他ならない.
しかし、世界が認めようとしている権利は、すべての国が従うわけではないということに気を付けなければならない.日本が世界が認めているという言葉は一見正しそうだが、それを認めない国や人が存在することを忘れてはいけない.世界の常識というものはどこにでも存在するわけではない.